2023年4月24日、元首相の鳩山由紀夫氏が自身のTwitterを更新し、日本のGDPシェアについて触れた投稿をした。
彼は、徳川幕府時代の日本のGDPシェアが3%とされ、鎖国時代であったことを示した後、1994年の村山政権時代にピークを迎え、17.9%に達したことを挙げた。そして、このピークから下降し、昨年には4.2%まで落ち込んだことを指摘し、「ほぼ鎖国時代と変わらぬところまでだ。それでも国民は政治を変えようとしないのはなぜなのか」と疑問を投げかけた。
この投稿は、前日に行われた統一地方選と衆参院の補選の結果に関連していると思われる。補選では、自民党が4つ、日本維新の会が1つの議席を獲得したが、立憲民主党は全ての選挙区で敗北した。
鳩山氏の投稿に対しては、約400件のコメントが寄せられた。多くの人々は、政治に失望していること、政治家の責任を問うべきであること、野党が責任を問われるべきであることを指摘した。その中でも、「野党があまりにもひどすぎるから。自民党に投票したいのではなく、野党に投票したくないんだ」という声があり、多くの人々が同意するコメントとなった。
一方で、鳩山氏のGDPの比較に対しては、異論もあった。その指摘によれば、徳川幕府時代と現代を比較することは適切ではないし、数字だけを誤読する典型例であると述べている。
また、鳩山氏は唯一、自ら応援に入った衆院山口2区の補選で元法務大臣の平岡秀夫氏を支援したが、敗北してしまった。彼が応援したことが敗因となったとの指摘もあった。
コメント欄では以下のような批判的な意見が並んだ。
・鳩山元首相は中国や韓国に対して寄りすぎた発言をしている。親からの資産で余生を楽しんでほしい。マスコミも彼のコメントを上から目線で拾ってくるな。
・民主党政権時代の悪夢を思い出す。現在の野党勢力に不信感を持っている。自公政権は維持しつつ、与党単独で法案を通せない程度に座席を減らすことが良い。
・鳩山元首相が国民に聞く耳を持たなかったことや、政権交代に失敗したことを指摘し、今でも反省がない姿勢を批判する。
・自民党に全面的に信頼はしていないが、今の野党勢力に期待できるとは思えない。維新は地域政党のままであり、国民民主は頼りない。共産と立憲は信頼できない。
・鳩山氏が世襲批判をすることは、自身が世襲議員であることを忘れているのではないか。
・ピーク時の瞬間に誰だったかよりも、そこまで誰が頑張ってきたかが本質である。結論ありきのこじつけ論法。
・今の立民に投票することは民主主義の破壊に繋がる。有田氏や立民の支持者たちの考え方を肯定することになる。民主主義は労わり合いの中で育てられるべきである。
鳩山由紀夫氏、統一地方選結果受け「政治を変えないのはなぜ」発言に「野党がひどいから」の大ブーメラン
https://news.yahoo.co.jp/articles/0bd2b2fd5c37546eb8f54424f14b693e837d4be1