「日本維新の会の伸び悩みは避けられない」と毎日新聞元記者 ⇒ 「立憲や共産の凋落ぶりを分析すべき」との声

最近、日本維新の会が統一地方選や衆院補選で議席を伸ばし、一部メディアで「維新躍進」と報じられている。しかし、ジャーナリストで元毎日新聞政治部の尾中香尚里さんは、「『次の衆院選で野党第1党か』などと報じられているが、メディアが先行し過ぎている。地盤の関西では議席を取り尽くしており、今後の伸び悩みは避けられない」と指摘している。

実際に、自民党に代わる政権の選択肢を自力で作り上げることは容易ではありない。過去30年間、政権交代可能な野党第1党を作り上げることは極めて難しいことが分かっている。したがって、短期間に政党の地位を確立することは、簡単ではありない。

維新の勢いは、「天井」を迎える可能性がある。維新が「単独の政党として党勢拡大を目指す」以上、これ以上の大幅な伸びを短期間で実現するのは、かなり難しくなりつつあるだろう。

ただし、維新は、前半戦では奈良県知事選、後半戦では衆院和歌山1区補選で、自民党が推す候補を破り当選するなど、各地で勝利を収めた。維新は、地方議員600人を目標に掲げていたが、実現した。しかし、メディアの報道はあまりに浮ついているとの指摘がある。半世紀以上も自民党の「ほぼ一党支配」が続いてきたこの国で、自民党に代わる政権の選択肢を、短期間に自力で作り上げるのは容易ではないことを考えると、維新が今後どのような結果を出すか注目される。

コメント欄では以下のような意見が並んだ。

「記事には維新の躍進に対する悔しさが込められている。尾中氏は立憲や共産の凋落ぶりを分析すべき。」

「馬場代表は野党第一党を目指すと発言。短期的には野党乱立に利するだけかもしれないが、野党で切磋琢磨して残ることを訴えていた。維新は政権交代可能な政党になるべく、少しずつ大きくしていく。」

「大阪での失速は無理がある。維新は議会で第一党であり、盤石すぎてピークかもしれないが失速とは思えない。」

「立憲民主党が解散総選挙で大敗すると先ず起こるのが立憲民主党内での離党や新党を目指す動きが出る。維新は実績を踏まえて国と地方の予算と支出の無駄な税金を使わずに政権交代の道筋を作ることができる。」

「基幹メディアは政権批判を仕事としていることで左派野党に近く、自民党への執拗な質問を追及劇のように演出してきた。そういうメディアの推しも実を結ばず、その無理筋な上げやいきり立つ異様さは辟易されてしまっている。維新は全国で躍進が始まり、その期待値が自然と出つつある。」

「維新は現役世代や若者世代に絞っており、立憲とは好対照。政策の焦点が少し絞れており、全世代を掴もうとする自民党とも異なる。」

「維新が人材の質を保てるかどうかが勝負。民主党政権と同じ失政を行うと政権交代のアレルギーを持った人も多い。」

「維新は全国政党になり切れていないが、大阪での失速はない。立憲民主党は支持層頼みの政治主張しかしていない。」

「維新が躍進」という選挙報道は間違っている…「どこが非自民の受け皿になるか」という古くて新しい大問題
https://news.yahoo.co.jp/articles/94536574883078e7da32dcaca7424eb453ead41c