露ワグナーのプリゴジン氏、ゲラシモフ総司令官やショイグ国防相を名指しで批判

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露ワグナーのプリゴジン氏は4日、当日の戦闘で戦死した兵士の遺体の前で「弾薬さえあれば失われなかった命だ」とゲラシモフ総司令官とショイグ国防相を名指しで批判したが、国防省も国営メディアもプリゴジン氏の批判を黙殺している。

ロシア軍がミジンツェフ大将を送り込んでワグナーを支配しようとしているのか、ワグナーに賛同し自らワグナーに合流したのかは不明

露ワグナーのプリゴジン氏は4日、戦死した遺体の前で「今日の戦闘で殺されたワグナー所属の兵士達で流れた血は新鮮だ」と説明して全ての遺体を映すようカメラマンに指示、ワグナーは要求している30%しか弾薬(戦闘で消費される数日分)を受け取っておらず、ゲラシモフ総司令官とショイグ国防相の名前を上げて「一体どこに弾薬があるんだ?この兵士達の大半は弾薬さえあれば失われなかった命だ」と批判し、弾薬があれば戦死者は1/5だったと主張した。

プリゴジン氏によるロシア軍上層部への批判(深刻な弾薬不足を訴える動画の公開、何千通もの問題解決を訴える兵士の手紙を下院に送付、バフムート方面の側面に関する防衛体制の不備を訴える動画など)が続いているものの、これを国防省も国営メディアも黙殺(独立系は多少取り上げている)しており、プリゴジン氏の言動を野放しするロシア側の意図は不明だ。

露メディアは5日「兵站担当のポストを先月末に解任されたミハイル・ミジンツェフ大将(マリウポリの虐殺者)が軍を辞めてワグナーに入隊し、準備キャンプで兵士の訓練業務に従事している」と報じており、ミジンツェフ大将の解任理由は「突然のクレーム」だったと付け加えている。

露ワグナーのプリゴジン氏、ゲラシモフ総司令官やショイグ国防相を名指しで批判

出典:Ministry of Defence of Russia 左端がミジンツェフ大将

ロシア軍がミジンツェフ大将を送り込んでワグナーを支配しようとしているのか、プリゴジン氏やワグナーに賛同し自らワグナーに合流したのかは不明だが、プリゴジン氏が最近主張した内容を要約するとワグナーが担当するバフムート方面の戦線は大幅に縮小(市内のみ)され、ロシア軍が担当する側面部の防御に不安があり、ロシア軍の砲撃量はウクライナ軍を上回っている可能性が高いがワグナー単体で見るとウクライナ軍が優勢(ワグナーの兵士は無限の砲弾をウクライナ軍が持っていると主張)らしい。

つまりバフムート市内で戦うワグナーの兵士は「弾薬供給」を制限されているため自前の火力支援が限定的で、意思疎通に問題を抱えるロシア軍部隊の火力支援を頼って市内で前進しているのだろう。

露ワグナーがロシア軍上層部を非難、我々への弾薬供給を妨害するな

 

※アイキャッチ画像の出典:Пресс-служба Пригожина

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