ブリュッセルの欧州連合(EU)本部に掲げられた旗=2020年8月(ロイター=共同)
【ブリュッセル共同】英紙フィナンシャル・タイムズは8日までに、ロシアのウクライナ侵攻を手助けしたとして、欧州連合(EU)が中国企業に制裁を検討していると伝えた。EUはこれまで10回の制裁パッケージを発動しているが、中国企業に制裁を科すのは初めてとなる。今後、各国と協議する方針。中国の反発は必至だ。
フィナンシャル・タイムズが入手した制裁案によると、制裁対象として検討されているのは、武器に使用された可能性がある半導体や電子部品などを扱う中国本土や香港の企業7社。既に一部は米国の制裁対象となっているという。
EUはこれまで中国を制裁などの対象とすることを控えてきた。