消費税10%後の増税「議論必要」 石破氏、首相に異議


自民党・石破茂氏(春名中撮影)

 自民党の石破茂元幹事長は5日、10月に消費税率が10%に引き上げられた後の増税の是非に関し、社会保障政策と絡めて検討すべきだとの考えを示した。東京都内の会合で「10年間で高齢化が進む。どのように医療や介護を支えるのか議論が必要だ」と述べた。安倍晋三首相が10年間は増税不要とした発言に異議を唱えた格好だ。

 消費税の再増税を据え置けば、国民は喜ぶとした上で「いい話をしていれば政治家は助かるかもしれないが、国民は助からない」と強調。国民負担の議論を避けるべきでないとした。



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