“125票差” 選挙活動なしの議員に敗北し、新聞社も予期せぬ事態に「落選はないだろうと油断」“懸垂議員”選挙戦の一部始終

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“125票差” 選挙活動なしの議員に敗北し、新聞社も予期せぬ事態に「落選はないだろうと油断」“懸垂議員”選挙戦の一部始終

“懸垂議員”

【映像】“懸垂議員”を破った牧山議員の選挙ポスター

「中高生が私のことを結構知っていた。街宣車に乗っていると、懸垂ポーズをしてくるという事が1度や2度ではなかった。懸垂している動画が面白いリズムで繰り返されているというのが流行っていたようで。ある塾にいったら、写真撮って流していいですかと」

 地元の若者には「懸垂おじさん」として親しまれていたという。

 北村氏が出馬した大村市の当選枠は3枠、当初の立候補者は3人で「無投票」と言われていた。しかし、告示日4日前に牧山大和氏が出馬に名乗りを上げた。無所属の新人で事務所を設けず、選挙活動を全くしていなかった。

 北村氏も「これで選挙が戦えるはずもないと思い込んでいた。我々の選挙活動もまぁ落選はないだろう」と楽観していた。投開票日には長崎新聞の記者が北村氏に次のように述べていたという。

「牧山さんは選挙活動もやっていないので、勝敗は決しているようなもの。北村さんは年末にお騒がせがあったので、また県政で頑張りたいというコメントをとって終わりです、と」

 しかし、待てど暮らせどなかなか当確が出ない。そして夜10時頃、落選が確定。牧山氏との差はわずか125票だった。

「私の落選が確定して、長崎新聞は大慌てで牧山さん、どこにいるんだと。事務所もない。いろいろ探して、牧山さんは友達の家の農家倉庫にいた。そこで開票速報をみていたそうだ」

 投票用紙には「懸垂」と書かれた無効票も3票入っていたという。これこそが北村氏が思い知らされた選挙の怖さだった。

「本当に油断をしていて、自分が納得がいっていない選挙戦だった。ちゃんとやっておけば絶対勝てたんじゃないか。とはいえ、ああいう騒動がありながら7000名以上の方々に名前を書いていただいた事実はある。今一度形にできるように頑張りたい」(北村氏)

 北村氏は4年後の選挙に向けて落選した翌朝から駅前に立ち、街頭演説を続けている。

 政治ジャーナリストの青山和弘氏は「125票というのはちょっと投票率が上がるだけで変わる数字。残念ですが、勝てると思って油断したとすれば、北村さんが甘かったと言わざるを得ない。一定の批判票が出たのでは」と分析した。

(『ABEMA的ニュースショー』より)

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