【隅田川花火大会】見物客でごった返し、浅草駅構内は地下道で身動き取れぬ人が立ち往生

　大輪の花火が次々に打ち上がった。新型コロナウイルスがまん延した2020年から開催中止となった、日本最古の花火イベントの隅田川花火大会が29日、4年ぶりに開催された。

【写真】夜空を彩る隅田川花火大会の花火と東京スカイツリー。路上は多くの見物客でにぎわった

　　　　◇　　　◇　　　◇

　花火大会前の都営浅草線、メトロ銀座線の浅草駅地下道も花火の見物客でごった返した。開始の約3時間前の午後4時から駅構内と地上に通じる地下道は家族連れやグループでいっぱいになった。

　同5時ごろには地上で移動する人らが行き場を失ったことで、地下道で身動きのとれない人が立ち往生した。階段の上り下りが多い構造であることもあって「地上まであと何分かな」「ちょっと息苦しくなってきた」などの声が飛び交った。横浜市から訪れた20代の男子大学生は「彼女と待ち合わせしているんですけど、さっき電話で10分遅れる、って伝えました」と苦笑いしていた。