イギリス、ウクライナに長距離巡航ミサイル「ストームシャドウ」を提供

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イギリス、ウクライナに長距離巡航ミサイル「ストームシャドウ」を提供

イギリス、ウクライナに長距離巡航ミサイル「ストームシャドウ」を提供

製造元によると、「ストームシャドウ」の射程は250キロ以上。アメリカがウクライナに供与している高機動ロケット砲システム「ハイマース」の射程は80キロだ。

ベン・ウォレス英国防相は、「ストームシャドウ」がウクライナの自衛に「最大の好機」をもたらすだろうと話した。

「ストームシャドウ」は戦闘機から発射される。射程距離が長い分、ウクライナのパイロットは前線から遠く離れた位置にとどまることができる。

発射後の「ストームシャドウ」は、敵のレーダー探知を回避するため低い高度へと移動したうえで、赤外線探知機で標的の位置を把握する。

ウォレス国防相はこの日、英下院で「ストームシャドウ」供与を発表。ウクライナはこのところ、西側諸国に武器の追加供与を繰り返し求めていた。

ウォレス氏は、「ストームシャドウ」によって「ウクライナは領土に駐留しているロシア軍を押し返せるようになるだろう」と述べた。

供与決定の背景には、ロシアがウクライナの民間施設を標的にするという「暗い道を下り続けている」ことがあると説明した。

ウォレス氏は昨年12月、ロシアのセルゲイ・ショイグ国防相に対し、ロシアが攻撃を続けるならイギリスはさらに強力な武器をウクライナに提供することになると、警告の書簡を送っている。

「ストームシャドウ」は「もうすぐ」あるいはすでにウクライナに渡っているという。ウォレス氏は、この動きは「ロシアのエスカレーションに応じて調整された」ものだと述べた。

「ロシアが侵攻しなければ、こうした動きは何一つ必要なかった」とも、国防相は述べた。

ウォレス氏は、「ストームシャドウ」はウクライナが所有するソヴィエト連邦時代の航空機でも使用できると述べ、それを可能にした技師や科学者を称賛した。

一方で、イギリスが供与する「ストームシャドウ」はロシアのミサイルシステムと「同水準」ではないと警告。ロシアは、さらに射程範囲の広いミサイルも所有しているとした。

ウクライナのオレキシイ・レズニコフ国防相は今年初め、ロシア国内の標的を狙うために長距離ミサイルを使うことはないと強調していた。

欧州連合(EU)での会合でレズニコフ氏は、「最大300キロメートルの距離から攻撃できるなら、ロシア軍は防衛できず、負けるしかないだろう」と説明。

その上で、「みなさんの武器がロシア領土攻撃に関与することはないと、ウクライナは保証する用意がある」と「語った。

イギリスのリシ・スーナク首相は今年2月、ウクライナに長距離ミサイルを供与する準備があると発言。イギリス政府が調達のための入札を開始したと明らかにした。

スーナク首相は当時、「ウクライナがロシアの爆弾やイラン製ドローンから都市を守れるよう、我々は一丸となって助けなくてはならない」、「イギリスが最初にウクライナに長距離兵器を供給する国になるのはそのためだ」と述べていた。

ロシアのドミトリー・ペスコフ大統領報道官は11日、イギリスが供与した「ストームシャドウ」をウクライナ軍が使用した場合、「適切な」軍事的報復措置を行うと述べた。

「ストームシャドウ」はイギリスとフランスの空軍が開発し、これまでにペルシャ湾やイラク、リビアで使われた実績がある。

イギリスが供給するものは空中でのみ発射できるが、フランスの「ストームシャドウ」は船や潜水艦からも発射できるという。

(英語記事 UK sending long-range missiles to Ukraine)

(c) BBC News

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