波乱に満ちた2025年を過ごしてきた俳優の三山凌輝に、また新たな逆境が訪れた。今年4月にYouTuberとの金銭トラブルが報じられ、8月には女優・趣里との結婚、9月には彼女の出産が発表されるなど、公私にわたり注目を集めてきた三山。アイドルグループ「BE:FIRST」脱退後、芸能活動を一時休止していた彼にとって、待望の復帰の足がかりとなるはずだったNetflixの大作映画出演計画が、突如として中止されたことが明らかになった。
波乱の2025年を過ごした三山凌輝
三山凌輝は、2025年に入り、その動向が常に世間の注目を集めてきた。まず4月には、人気YouTuberのRちゃんとの間で「1億円貢がれ」トラブルが「週刊文春」に報じられ、世間からの批判にさらされた。この件は、彼のイメージに大きな影響を与えたとされている。その一方で、私生活では8月に女優・趣里との結婚を発表し、続く9月には第一子の出産が公表され、「授かり婚」としても話題になった。この時期、三山は所属事務所を離れ、アイドルグループ「BE:FIRST」からも脱退し、芸能活動は一時休止状態にあった。妻の趣里が出産直後にもかかわらず、大作映画への出演が報じられるなど順調に仕事をこなす中で、三山との間に「格差」が生じつつあるとの見方もあった。
幻と消えたNetflix大作と豪華キャスト
そのような状況下で、三山が再起を懸けていたのが、あるNetflix作品への出演計画だった。この作品は、北海道で実際に起きたとされる「三毛別ヒグマ事件」を題材にした、いわゆる“殺人クマ”の騒動を描く大作映画であったという。主演には山田孝之、監督には『地面師たち』で大ヒットを記録した大根仁という、非常に注目度の高い布陣が組まれていた。三山は2番手の配役として主要キャストに名を連ねる予定で、長期間にわたる北海道でのロケも計画されていたとされる。この大作で自身の演技力を示せれば、彼の芸能界完全復帰への強力な足場となることは間違いなかった。
三山凌輝の肖像写真
撮影中止の衝撃と“本物クマ”の脅威
しかし、この期待されたNetflix作品の撮影が、急遽中止になったという情報が舞い込んできた。映像関係者によると、北海道でのロケ開始まで約1カ月という段階で、一斉に撮影中止のメールが関係各所に届いたとのことだ。長期のスケジュールを確保していたキャストへの影響はもちろんのこと、スタッフの人件費や制作費など、経済的な損失も甚大であり、関係者は頭を抱えている状況だという。
中止の最大の理由は、北海道のロケ地付近で「本物の」クマが出没した形跡が確認されたためだ。作品の内容が森の奥深くでの撮影を想定していたこともあり、クマとの遭遇は現実的な脅威となった。昨今、各地でクマによる被害が甚大化している状況を鑑みれば、出演者やスタッフの安全を最優先し、危険を冒してまで撮影を続行することは不可能だったと推測される。Netflix作品は民放ドラマなどと比較して拘束期間が長いとされるため、山田孝之をはじめとする豪華キャストのスケジュールを再度調整することは極めて困難であり、この計画が再始動する可能性はほぼないと見られている。この撮影中止についてNetflixの広報担当者に問い合わせたが、期日までに回答は得られなかった。
今後の芸能活動への影響
今回のNetflix大作の中止は、三山凌輝の芸能界におけるキャリアプランに大きな影を落とすことになった。授かり婚、元所属グループからの脱退と、多難な一年を過ごした彼にとって、この作品は再起を懸けた重要な一歩となるはずだった。しかし、「本物のクマ」という予期せぬ自然の脅威が、その大舞台を遠ざけてしまった形だ。今後の三山の芸能活動がどのように展開していくのか、その動向が引き続き注目される。


