ロシア軍後退について国防省は再編成と主張、プリゴジン氏は撤退だと批判

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ロシア国防省は「バフムートの北でウクライナ軍が攻撃を仕掛けてきたため、後退してベルヒフカ貯水池周辺の有利な位置で再編成を実施した」と主張、これに対して露ワグナーのプリゴジン氏は「再編成ではなく撤退だ」と批判して注目を集めている。

ロシア軍が死守したいドゥボヴォ・ヴァシリフカ周辺の高地、ここを奪われるとバフムート北西地域を完全に失う可能性

ロシア軍は数日間に渡りクロモヴェ方面(00506周辺の塹壕)に押し寄せていたもののウクライナ軍(第92機械化旅団)が敵を追い払うことに成功、現在この周辺にロシア兵が存在しないことを視覚的に確認していたが、ロシア国防省は12日「(バフムート北の部隊は)防衛ラインの安定性を高めるためベルヒフカ貯水池周辺の有利な位置を保持している」と発表した。

ロシア軍後退について国防省は再編成と主張、プリゴジン氏は撤退だと批判

出典:Генеральний штаб ЗСУ

ロシア国防省の報道官は「ウクライナ軍がバフムートの北で1,000人以上の兵力と戦車40輌を動員して攻撃を仕掛けてきた。敵の攻撃を26回撃退したが、ある地域の部隊は後退し、バフムート北西にあるベルヒフカ貯水池周辺の有利な位置で再編成を実施した」と述べたが、露ワグナーのプリゴジン氏は「これは残念ながら『撤退』と呼ばれるもので『再編成』ではない」と批判。

さらにプリゴジン氏は「敵は我々が封鎖していたチャシブ・ヤールからバフムートに繋がる道路(00506のこと)を完全に解放した。敵は再びこの道路を利用できるようになり、戦術的に重要なバフムートを見下ろす高台も奪った。彼ら放棄したことで失ったベルヒフカ貯水池周辺の土地は5平方キロメートルにもなる」とロシア国防省の決定を非難しており、プリゴジン氏が危惧した通り「バフムートを包囲しようとしたロシア軍の側面=バフムートの北とイワニフスキーの南」をウクライナ軍に攻撃され戦線が崩された格好だ。

ロシア軍後退について国防省は再編成と主張、プリゴジン氏は撤退だと批判

出典:GoogleMap バフムート周辺の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

因みにロシア軍が「ベルヒフカ貯水池周辺の有利な地域」と言及しているのは「ドゥボヴォ・ヴァシリフカ周辺の高地」のことで、ここにはオリホヴォ・ヴァシリフカやフリホフカ方向からウクライナ軍の反撃が迫っており、ここを取られるとベルヒフカやベルヒフカといった地域も危なくなると予想されているため「北西からドゥボヴォ・ヴァシリフカに向うウクライナ軍の動き」がポイントと言えるだろう。

逆にロシア軍はベルヒフカ貯水池の南地域を捨ててまでドゥボヴォ・ヴァシリフカ周辺に部隊を結集させたため、この高地を簡単に手放すつもりはないはずだ。

※急にアクセス数が急増してサーバーの負荷が高まりサイトに繋がりにくくなっていますが、一時的なものだと思われるのでそのうち落ち着くと思います。

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※アイキャッチ画像の出典:Пресс-служба Пригожина

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