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徳島市の「雑がみ回収袋」
徳島市は12日、家庭ごみの分別のうち「燃やせるごみ」の名称を「燃やすしかないごみ」に変更すると発表した。可燃ごみの約4割を占める紙類の再利用を進め、ごみの削減を進める狙いがある。15日から、「燃やすしかないごみ」への変更を広報誌やSNSで発信していくという。(北野浩暉)
同市のごみ排出量は人口減少に加え、事業系ごみの削減指導に力を入れてきたことから年々、減少。2021年度は約8・9万トンとピークだった01年度(12・9万トン)のおよそ3分の2になっている。
家庭ごみは▽生ごみや紙くず、衣類などの「燃やせるごみ」▽金属類やガラスなどの「燃やせないごみ」▽ボトルや食品トレーなどの「プラマーク」▽缶・びん・ペットボトル▽新聞紙▽雑誌・段ボール・紙パック▽粗大ごみ▽乾電池や水銀体温計といった「有害ごみ」――の8種類に分別して収集している。
このうち、週2日収集している「燃やせるごみ」が、収集量の半数を占めており、その内訳(21年度)は紙類が最多の37%。生ごみ32%、合成樹脂類13%と続く。市はごみの減量を図るため、最も割合が大きく、再利用可能な紙類に着目。16年に「雑がみ回収袋」を作り、市エコステーション(城東町)や各町内会などを通じて配布し、「雑誌・段ボール・紙パック」の収集日に出すよう呼びかけてきた。
それでも「燃やせるごみ」の紙類の割合がなかなか減らないため、分別の名称を「分別頑張ったんやけど、燃やすしかないごみ」に変更することにしたという。
紙類のうち、写真やカーボン紙、アルミ箔(はく)を使った紙パックなど加工された紙は「燃やすしかないごみ」に。チラシや菓子の箱、ハガキ、封筒などは「雑誌・段ボール・紙パック」の収集日に出すのが適切といい、市環境政策課の担当者は「シュレッダー後の紙など、個人情報が何となく気になるものも紙袋でくるんでしまえば見えない。ごみの量を減らすため、『燃やすしかないごみ』かどうか改めて確認をしてほしい」と呼びかけている。
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