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新たにステロイドの一種デキサメタゾンが検出された二つの「ジャムー・ティー」商品=2023年5月17日午後3時22分、大村美香撮影
国民生活センターは17日、「ジャムー・ティー」の表示がある2点の健康茶からステロイド成分が検出されたと発表した。無承認・無許可医薬品の疑いがあり、事業者に販売中止を要請、飲んでいる消費者には健康被害の恐れがあるとして医療機関の受診を呼びかけている。
ステロイドが検出されたのは、「香塾堂」(大阪市北区)の「ジャムー・ティー・ブラック(無糖タイプ)」と、「澪森」(大阪市中央区)の「森澪混合茶(ジャムーティーブレンド ショウガ+)微糖タイプ」の2点。
同センターは4月に別の会社の「ジャムー・ティー・ブラック」という商品から、医薬品成分で食品には使用できないステロイドの一種、デキサメタゾンを検出したと発表。これと並行して、インターネット通信販売で「ジャムー」の表示がある茶を検索、購入できた3商品を調べていた。
今回、2点から検出されたのも同じデキサメタゾンで、香塾堂の商品は1グラムあたり3マイクログラム。一方、澪森の商品は同29マイクログラムで、表示された飲み方に従って1日1回飲むと、15歳未満の子どもは医薬品として摂取する場合の1日最低量と同等、成人は約3分の1にあたるデキサメタゾンを摂取することになる。
センターの担当者は「継続的に飲んでいる方が急にやめると、体への影響が出るおそれもあるので、医療機関を受診してほしい」と話した。
なぜ、ステロイド成分が混入していたかなどについては事業者から詳しく聞き取りをしていないという。
センターによると、全国の消費生活センターには4月末までにジャムー・ティーに関する消費者からの相談が47件寄せられており、うち9件は健康被害を訴える内容だという。(大村美香)
朝日新聞社
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