林修さん(画像:時事通信)
予備校講師でタレントの林修さんが2年ぶりにブログを更新。
ここ数年、SNS上で「あたかも私が『年収890万~920万ないと社会のお荷物』であるという見解を持っているかのような虚偽事実を投稿されること」が多々あったとのこと。
【画像】問題となっている「年収890万~920万ないと社会のお荷物」切り抜き画像
またこうした虚偽の投稿を受けて、「いわれなき誹謗・中傷」にも悩まされてきたとし、今回、法的措置を含めた対応を取ることにしたと報告しました。
番組内で「年収890万円未満は”社会のお荷物”なのか」という意見を引用
ことの発端は、2019年放送の『林先生が驚く初耳学!』(MBS/TBS系、現・日曜日の初耳学)の番組内企画として行われた「高学歴ニート」と言われる人たちに対しての「講義」での発言でした。
林さんは当時、ブロガー・山本一郎氏の「年収890万円未満は”社会のお荷物”なのか」という記事を番組内で引用。
「我々は社会的コストのかかる暮らしを送っている」という文脈で、「きつい言葉で、(年収890万から920万ないと)社会のお荷物だって書いている人もいる」として紹介したそうです。
ブログでは当時の発言の文字起こしも掲載されていますが、前後まで含めて読むと「年収890万~920万ないと社会のお荷物」という発言はあくまで一意見の例示であり、林さん自身は賛成も断定もしていないことがわかります。
放送終了から数日後、状況が一変
ところが、番組放送から数日後、こうした文脈を一切カットし、まるで林さんが上記のような発言をした、差別的な人間であるかのような画像がネットに出回り始めたといいます。
林さんは当時、「時が過ぎれば、忘れられるだろう」としばらく様子を見ることにしたそうです。
しかし、やがて画像はSNSにも投稿されるようになり、放送から4年たった今でも、この画像をもとに誹謗や中傷を繰り返す人がいるとのこと。それどころか、最近ではもともとあったテロップを削除するなど、さらに悪質な編集がなされた画像まで拡散されるようになったそうです。
こうした悪質な画像について、林さんは「捏造された虚偽事実を広めて、私の名誉を侵害していることは明らか」とコメント。
さらに、
「もともとの放送を見もせずに(見た上でやっているなら、悪意はより明確です)こういうことを行う人間が、いやしくも法治国家である日本で野放しにされていて、よいのでしょうか?」(ブログより)
と、誹謗中傷している人々に疑問を投げかけるとともに、放送から4年経った今でもいわれなき誹謗・中傷に悩まされていることを告白しました。