学会が「安全性を保証できない」と警告する美容再生医療、全国100施設で実施可能だけど大丈夫なの? bFGF皮下注入、実施認めた「事前審査」に専門家から疑問の声

[ad_1]

学会が「安全性を保証できない」と警告する美容再生医療、全国100施設で実施可能だけど大丈夫なの? bFGF皮下注入、実施認めた「事前審査」に専門家から疑問の声

PRPにbFGFを混ぜて注入する手法で合併症が生じた女性=2月1日、東京都内

 ▽科学的根拠に基づいた手順は未確立

 この手法は、患者の血液から採取した「多血小板血漿(PRP)」という成分に、細胞の増殖を促す「塩基性線維芽細胞増殖因子(bFGF)」という薬剤を混ぜて注入する。関連学会が2021年度にまとめた診療指針では、有効性は「あり」としている一方、注入部のしこりや過剰な膨らみといった合併症の報告が多いと指摘し、「安全性を担保するだけのエビデンス(科学的根拠)に基づいたプロトコル(手順)が確立されていない」と結論付けている。

学会が「安全性を保証できない」と警告する美容再生医療、全国100施設で実施可能だけど大丈夫なの? bFGF皮下注入、実施認めた「事前審査」に専門家から疑問の声

科研製薬のフィブラストスプレー(同社提供)

 同社の担当者は「皮下注入した場合の有効性や安全性に関するデータはなく、何が起きるか分からない。適応外の使い方をされているのは、ありがたくない」と話す。

 ▽顔がふくらみ、硬いしこりも

 都内に住む30代の女性は2020年12月に、友人に紹介された都内の美容クリニックで目の下と頬、ほうれい線に注入した。事前に「顔が膨らんでしまう治療法ではないですよね」と医師に聞くと「うちのは大丈夫です。絶対膨らみません」という答えが返ってきたという。bFGFの皮下注入が薬事承認されていないことは説明されていなかった。

[ad_2]

Source link