「令和おじさん」面目躍如、大分で自民候補てこ入れ 肝いり政策もアピール


街宣車から支持を訴える菅義偉官房長官=9日、大分市

 「令和おじさん」として一躍有名になった菅義偉官房長官が9日、参院選の公示後初めて、九州入りした。「激戦区」の大分選挙区(改選1)で街頭演説などをこなし、自民党候補のてこ入れを図った。

 JR大分駅前での街頭演説で、菅氏が「4月1日に新元号『令和』を発表させてもらった」とにんまりした表情を浮かべると、聴衆から大きな拍手が起こった。

 菅氏は有効求人倍率の改善や観光・農業振興などを引き合いに、「自民、公明の安定した連立政権が政策を実行してきたからこそ実現できた」と強調し、支持を訴えた。

 さらに携帯電話料金の値下げも取り上げ、「皆さんにとって納得のいく料金になっていく。そうするのが与党の責任だ」と、自身が主導する政策のアピールにも余念がなかった。

 菅氏は演説後、聴衆に駆け寄って握手をしたり、若者とスマートフォンで写真撮影をしたりした。

 大分は、前回平成28年の参院選で、九州・山口では唯一議席を落とし、自民にとっては鬼門の選挙区だ。今回も前回と同じように、自民候補と野党統一候補(無所属)が、事実上の一騎打ちを繰り広げている。



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