北京市の中心部にある天安門=2023年2月22日午前11時42分、岡崎英遠撮影
アジア安全保障会議(シャングリラ会合)でのオースティン米国防長官の演説を受け、中国の中央軍事委員会連合参謀部の景建峰副参謀長は3日、記者団の取材に応じ、「台湾問題は中国の核心的利益に関わる問題であり、妥協や譲歩の余地はない」と反発した。
また景氏は、中国軍の台湾海峡周辺での軍事演習について「『台湾独立』勢力や外部勢力の干渉に対するものであり、非難される筋合いはない」としたうえで「米国こそ現状を変え、緊張を高め、安定を破壊している」と批判した。中国国営メディアが伝えた。【北京・岡崎英遠】