秘書官辞任の岸田首相長男・翔太郎さん、ボーナスどうなる？ 「返納できるかどうかはやぶの中」とハイヒール・リンゴ

岸田文雄首相

　読売テレビの情報バラエティー番組「あさパラＳ」のＭＣハイヒール・リンゴが３日、昨年末の首相公邸での親族との忘年会写真が報道され６月１日付けで首相政務秘書官を辞任した岸田文雄首相の長男・翔太郎さんのボーナスの行方が不透明との解説に「気持ち的には返納してもいいよと。でも実際問題として返納できるかどうかはちょっとやぶの中」と感想を語った。

【画像】後手、後手!?…更迭、岸田翔太郎秘書官を巡る経過

　退職日がボーナス支給が確定する基準日である６月１日付けであることから世論の批判が高まり、５月３０日には松野博一官房長官が記者会見で「本人から退職手当や期末・勤勉手当（ボーナス）を全て返納したいとの申し出があった」と説明する事態になった。

　ゲスト出演した選挙コンサルタントの鈴鹿久美子さんは取材の中で浮かび上がった「返納は絶対にできない」という声を確かめるため、首相秘書官とは立場は異なるものの、衆参両院から給与が支給される公設秘書の給与返納について議会に問い合わせたところ「システムもないしルールもない」と回答されたという。翔太郎さんのボーナスについては、政界の中でも「国庫かどこかにねじ込むんじゃないの」「今ルール作るんじゃないの」などの声が上がっているものの、「こういうルールで返納できると（明快に）答えた方はいなかった」と報告した。

　番組コメンテーターの高岡達之読売テレビ解説委員長は「あくまで官房長官が言われたのは本人のお気持ち」と説明。「全部受け取って寄付をした場合、どこに寄付をしたかがまた問われます」と指摘した。