韓国のヘルス系ユーチューバー、FITVELY(ユーチューブキャプチャー)(c)MONEYTODAY
【06月05日 KOREA WAVE】133万人の登録者を有する韓国のヘルス系ユーチューバー、FITVELYが5月29日、ユーチューブチャンネルのライブで、経営していたジムを全て廃業し、うつ病の治療を受けると明らかにした。「体と心が壊れそう。病院に通っている」と涙を見せる場面もあり、しばらく休息すると話している。
FITVELYは5月30日に「心が崩れました」というタイトルの映像を掲載した。その中で「心が少し痛い。とても疲れた。通帳残高は0ウォンだ。かなり弱っている」と近況を伝えた。
また、次のような話にも言及した。「無視されず、後悔しないよう一生懸命やってきた。週末も休まず働き、他人が休む時に勉強をした。他人の幸せを考えて暮らしてきたが、他人に幸せを与えるためには自分が先に幸せでなければならないと気付いた。幸せになりたい」
最後には精神科を訪れた姿が収められていた。専門家とおぼしき人物はFITVELYに「うつ病の軽症から重症程度に該当する可能性が高い」と告げた。
FITVELYによると、富川(プチョン)店と汝矣島(ヨイド)店を閉店し、約50人の職員への賃金と賃貸料だけでも毎月2億ウォン(約2143万円)かかるといい、「経営難に陥っている」と告白した。
金利の急上昇など悪条件が重なり、保証金を差し引いてでも給与を支払わなければならない状況だという。
映像の後段にはこう書き込まれていた。
「4年間、情熱一つで130万ユーチューブ、そして正社員50人の事業と休む暇もなく走ってきた。全て廃業すると『幸せではないFITVELY』がぽつんと残った。長くかかったが責任を果たした。『幸せなFITVELY』を探しに行く」
FITVELYはフィットネストレーナー出身。ユーチューブチャンネルで運動方法や献立に関する情報を紹介するなどヘルス知識を共有してきた。新型コロナウイルスでジムの廃業を余儀なくされると、自暴自棄になって高カロリーな料理を取るライブを流し「堕落ヘルチャン」(ヘルチャンは「ウェイトトレーニングに没頭する人」)のニックネームで有名になった。
(c)KOREA WAVE/AFPBB News
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