
ジャニーズ事務所の本社=東京都港区
所属するジャニーズ事務所を揺るがす性加害問題について、5日放送の報道番組「news zero」(日本テレビ系)で初めて言及した嵐の櫻井翔(41)。告発された被害内容の有無には言及しなかったものの、大先輩である少年隊の東山紀之(56)の言及からすでに3週間。ようやく口を開いたのはなぜか。
【写真】嵐の櫻井翔
ジャニー喜多川前社長(故人)からの性加害を告発した元ジャニーズJr.で俳優の橋田康(37)らが児童虐待防止法改正を求める署名を与野党に提出したニュースを受けて、櫻井が発言した。
目に涙を浮かべながら、自身が「責任が問われている事務所に所属」「被害者側に見られ得る立場」にあることを挙げ、「コメントは難しいと考えていた」と告白。
被害の有無には言及しなかったが「憶測で傷つく人がいる」と発言。事務所に対して「プライバシーを保護した上で、どのようなことが起こっていたかを調査してほしい」と強調した。
この問題をめぐっては、告発を受けて先月14日に藤島ジュリー景子社長(56)が動画などで騒動を謝罪。東山やKAT―TUNの中丸雄一(39)が出演番組で相次いで問題について言及したのに対し、櫻井は沈黙を続けたため、批判を浴びていた。
「櫻井さんは『zero』のキャスターであるばかりか、今年開催されるラグビーW杯で日テレのスペシャルサポーターを務めることになっています。このため、これ以上、この問題への言及を避け続けることはできなかったというわけです。署名提出のタイミングを逃すと、次いつ発言のチャンスが来るか分かりません。きちんと一度言及しておかなければ、今後発言するたびに炎上しかねませんから」と芸能関係者は話す。