[ad_1]
次女彩晴ちゃんを抱いて議会へ向かう間愛結美市議=2023年6月9日午前9時31分、徳島県小松島市役所、東孝司撮影
妊娠中に徳島県小松島市議選に立候補し、初当選から4日後に第2子を出産した間愛結美(はざまあゆみ)市議(30)が9日、初めて本会議に出席した。市議会は間さんが赤ちゃんを連れて議会活動できるよう「授乳室」を設けるなど、新人議員を温かく迎えた。
【写真】授乳室のベビーベッドに次女彩晴ちゃんを寝かせる間愛結美市議=2023年6月9日午前9時33分、徳島県小松島市役所、東孝司撮影
精神保健福祉士の間さんは、第1子の長女晴咲(ひより)ちゃん(3)を出産した後、「子育て当事者の声を市政に届けたい」と立候補を決断。その後、第2子の妊娠が分かったが決意は変わらず、4月23日投開票の市議選に立候補した。選挙中は「やっと寝てくれたと思った長女があの連呼で起きてしまった」という経験から、選挙カーでの名前の連呼はせず、窓から手を振ってアピールした。当選者17人中の14位だった。
議会活動の初日となった9日午前、間さんは夫の統一さん(42)運転の車で晴咲ちゃんをこども園へ送ったその足で、市庁舎に到着。生後1カ月余りの次女彩晴(いろは)ちゃんを抱き、2階の議会フロアへ上がった。議員控室ではなく、図書室のプレートがかかった「授乳室」に入り、彩晴ちゃんをベッドに寝かせた後、議場へ向かった。
「授乳室」は市議会図書室の一角をパーティションで区切り、ベビーベッドを置いて設けられた。当選後、間さんが同じ会派の議員に「授乳したり、家族が待機したりできる場所があれば助かります」と相談。市議会の全員協議会で「授乳室」の設置を提案したところ異論は出ず、全員一致で決定。それぞれの議員がつてを頼り、高齢者施設や乳児院から備品を譲り受けたり、借りたりして準備したという。
池渕彰議長は取材に「間さんのために特別に税金を使うのではなく、みんなで協力して支えている。男女を問わず、『次は私も』と議員を目指す人が増えてくれればうれしい」と話した。
朝日新聞社
[ad_2]
Source link