脇見、国道で時速100キロ、信号無視、任意保険も未加入 3人死傷事故の運転手に実刑判決

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大津地裁

【地図】死傷事故が起きた甲賀市の位置

 判決などによると、男は昨年3月21日午後9時20分ごろ、甲賀市水口町北脇の国道1号で乗用車を運転中、計器に気を取られて脇見をし、時速約90~100キロで赤信号の交差点に進入。対向車線から右折していた同市の会社員=当時(26)=の軽乗用車に衝突し、脳挫傷で死亡させたほか、被告の同乗者2人に重軽傷を負わせた。

 沖裁判官は判決理由で、「脇見して高速度で運転した結果、信号表示や右折車の存在に気付くのが遅れたもので、かなり危険な運転だった」と非難した。その上で、被告が任意保険に加入しておらず、遺族への適正な賠償がされる見込みが乏しいことなどを指摘し、実刑が相当と結論づけた。

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