【参院選】党首に聞く 社民党・吉川元幹事長「護憲の老舗政党の底力発揮したい」


社民党・吉川元幹事長(春名中撮影)

 わが党は前身の社会党時代から結党以来、唯一、「憲法を守れ!」と言い続けてきた政党だ。今、憲法が危機に立たされている。護憲の老舗政党として底力を発揮しなければならないと考えている。

 安倍晋三首相の下で安全保障関連法が成立し、今、日本は非常に危険な状態にある。その上で9条改悪を許せば、自衛隊が海外の戦争に参加してしまう。

 今回の選挙結果は社民党が国政政党として生き残れるか、文字通り党の存亡をかけた戦いだ。何としても勝ち抜いて比例代表で得票率2%以上を確保したい。

 首相はさまざまな数字を挙げて実績を自慢するが、「生活が良くなった」「暮らしが楽になった」という国民の実感は乏しい。雇用を守るとともに、最低賃金を全国一律1千円への引き上げを訴えたい。また2050年までに原発・火力発電所のゼロを目指す。(千田恒弥)



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