衰える気配がないロシア軍のミサイル攻撃、6月の発射数が360発を越える

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ロシア軍が5月に実施したミサイル攻撃の規模は過去最大(Shahed-136×408機+各種ミサイル×185発=593発)を記録したが、6月も5月に劣らないペースで攻撃が続いており、24日時点での発射数は362発で月末までに400発を越える可能性が高い。

6月の攻撃規模(Shahed-136を含む)は月末までに400発を越える可能性が高い

ロシア軍が5月に実施したミサイル攻撃の規模は過去最大(Shahed-136×408機+極超音速ミサイル、弾道ミサイル、巡航ミサイル×185発=593発)を記録、ウクライナ軍が撃ち漏らした70発が軍事施設や民間施設に被害をもたらしたが、6月も5月に劣らないペースでミサイル攻撃が続いている。

ロシア軍によるウクライナへのミサイル攻撃(無人機を含む)
2022.09 Shahed-136×26機(24機)
各種ミサイル×5発(4発)
09月の総発射数×31
09月の総撃墜数×28
2022.10 Shahed-136×244機(236機)
各種ミサイル×230発(149発)
10月の総発射数×474
10月の総撃墜数×385
2022.11 Shahed-136×63機(62機)
各種ミサイル×184発(134発)
11月の総発射数×247
11月の総撃墜数×196
2022.12 Shahed-136×99機(94機)
各種ミサイル×261発(186発)
12月の総発射数×360
12月の総撃墜数×280
2023.01 Shahed-136×108機(108機)
各種ミサイル×96発(75発)
01月の総発射数×204
01月の総撃墜数×183
2023.02 Shahed-136×45機(40機)
各種ミサイル×142発(79発)
02月の総発射数×187
02月の総撃墜数×119
2023.03 Shahed-136×89機(71機)
各種ミサイル×79発(38発)
03月の総発射数×168
03月の総撃墜数×109
2023.04 Shahed-136×71機(60機)
各種ミサイル×23発(21発)
04月の総発射数×94
04月の総撃墜数×81
2023.05 Shahed-136×408機(369機)
各種ミサイル×185発(154発)
05月の総発射数×593
05月の総撃墜数×523
2023.06
01 イスカンデルM×7(7)、イスカンデルK×3(3)
発射数×10
撃墜数×10
02 Shahed-136×21(21)、Kh-101/Kh-555×15(15)
発射数×36
撃墜数×36
03 地元当局も現地メディアも「ドニプロ郊外に弾道ミサイルが着弾して20人が負傷とした」と発表しているが、ウクライナ空軍は攻撃の詳細を発表していない。 発射数×不明
撃墜数×0
04 Shahed-136×8(6)、Kh-101/Kh-555×6(4)、クロピヴニツキー近くの飛行場に巡航ミサイルが2発着弾
発射数×14
撃墜数×10
06 Kh-101/Kh-555×35(35)
発射数×35
撃墜数×35
08 Kalibr×2(0)、現地メディアはチェルカッスイ州に2発の巡航ミサイルが着弾して工場に被害が出たと報じている。
発射数×2
撃墜数×0
09 Shahed-136×16(10)、Kh-101/Kh-555×6(4) 発射数×22
撃墜数×14
10 Shahed-136×35(20)、地上発射型ミサイル×8(2)、イスカンデルM、イスカンデルK、Shahed-136がポルタヴァ州のミルゴロド空軍基地に着弾した。 発射数×43
撃墜数×22
11 Shahed-136×?(6)
発射数×ー
撃墜数×6
13 1回目:Shahed-136×4(1)、Kh-101/Kh-555×14(10)、2回目:Kh-101/Kh-555×1(1)、ドニプロペトロウシク州クリヴィー・リフに6発のミサイルが、ハルキウ州にShahed-136が着弾。 発射数×19
撃墜数×12
 14 Shahed-136×10(9)、Kalibr×4(3)、Kh-22×6(0)、Shahed-136がオデーサに、Kh-22がドネツク州のクラマトルスクとコンスタンチノフカに着弾。 発射数×20
撃墜数×12
 15 Shahed-136×20(20)、Kh-101/Kh-555×4(1)、クリヴィー・リフの産業施設に3発のミサイルが着弾
発射数×24
撃墜数×21
16 Shahed-136×2(2)
発射数×2
撃墜数×2
17 Shahed-136×?(4)
発射数×ー
撃墜数×4
19 Shahed-136×4(4)、Kalibr×4(4)
発射数×8
撃墜数×8
20 Shahed-136×35(32)、イスカンデルM×?(0)もしくはS-300×?(0)、空軍は敵がザポリージャをイスカンデルMとS-300、もしくはどちらか一方で攻撃したと発表したが、その詳細は公表されていない。 発射数×35+α
撃墜数×32
21 Shahed-136×?(6)
発射数×ー
撃墜数×6
22 Shahed-136×4(3)、キンジャール×3(0)、Kh-22×3(0) 発射数×10
撃墜数×3
23 Kh-101/Kh-555×13(13)、ウクライナ空軍はフメリニツキーの空軍基地を狙ったKh-101/Kh-555を全て撃ち落としたと発表
発射数×13
撃墜数×13
24 Shahed-136×2(2)、Kh-101/Kh-555×40(40)、Kalibr×2(1)、Kh-22×9(0)、クリヴィー・リフに向けられたKh-22が着弾
発射数×53
撃墜数×43
ロシア軍の総発射数:2,720発、ウクライナ軍の総迎撃数:2,188発

これまでにロシア軍はShahed-136×177機+極超音速ミサイル、弾道ミサイル、巡航ミサイル×185発=362発を発射、後者の185発という数字は5月にロシア軍が消耗した極超音速ミサイル、弾道ミサイル、巡航ミサイルの数と同じで、ウクライナ諜報機関が発表していた「露ミサイル生産量=Kh-101×月35発、Kalibr×月25発、キンジャール×月2発、イスカンデル×月5発=計67発」の2.8月分に相当し、5月1日から6月24日までロシア軍が消耗した極超音速ミサイル、弾道ミサイル、巡航ミサイルの数は推定生産量の5.6ヶ月分だ。

ウクライナ軍のイグナト報道官は「効果のない制裁のせいでロシアは必要な部品を入手し続けているためミサイル生産量が増えている」と述べており、諜報機関が発表した露ミサイル生産量の推定値は間違っている可能性が高く、月150発以上を生産していても不思議ではない。

衰える気配がないロシア軍のミサイル攻撃、6月の発射数が360発を越える

出典:U.S. Army photo by Sgt. Alexandra Shea

因みに現在の攻撃ペースが維持されると6月の攻撃規模(Shahed-136を含む)は月末までに400発を越えると予想され、ウクライナ上空で毎晩繰り広げられる「ミサイルと迎撃弾の消耗戦」はどこまで続くのだろうか?

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※アイキャッチ画像の出典:Повітряні Сили ЗС України

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