ラーメン屋経営でためたお金を「救急車」に 元店主が市に寄贈

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高規格救急自動車「ひでお号」を寄贈した松田英雄さん(左)と妻洋子さん=山口県下関市岬之町の市消防局で2023年6月23日午後2時17分、大坪菜々美撮影

【孫がデザイン かわいい「ひでお号」のロゴ】

 下関市での救急車寄贈は2例目。松田さんは、5年前に市消防局に市民から寄贈され活躍していた救急車「てつお号」の存在を知ったことや、新型コロナウイルスの感染拡大で救急車が活躍したことなどで、自分も救急車を寄贈したいと以前から考えていたという。

 その後、妻の洋子さん(74)とも相談し、結婚50周年の節目を前にした2023年に寄贈することを決めた。

 式典には松田さんと洋子さんが出席し、救急車がお披露目された。松田さんは「私が1台目の『てつお号』を見て2台目の『ひでお号』を寄付したいと思ったように、3台目、4台目と続いてくれることを願っている」とあいさつした。

 下関市では高齢化や新型コロナ感染などで救急出動件数が年々増加。20年は1万3914件だったが、22年には2761件増加した。表彰状を松田さんに授与した前田晋太郎市長は「救急出動件数は年々増え、最多を更新している。件数が多くなれば走行距離も増え、劣化も進む。今回の寄贈は市民の命に(守ることに)おいて大変温かいご厚意」と謝辞を述べた。

 松田さんによると寄贈した救急車は約2300万円。夫婦で38年間、ラーメン屋を経営し、65歳で店を閉めるまでほとんど休まず働いてきたため、貯金があり、それを使ったという。車内に人工呼吸器や心電図などの高度救命処置用資機材は下関市が購入して搭載し、救急車「ひでお号」は26日から市北消防署勝山出張所に配備される予定だ。

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