ネット上では「中国ではなくベラルーシ」皮肉も ワグネル反乱で談話

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ネット上では「中国ではなくベラルーシ」皮肉も ワグネル反乱で談話

中国の国旗=ゲッティ

【図表】ワグネル反乱の主な経過

 談話に先立ち中国の秦剛国務委員兼外相は25日、北京を訪問中だったロシアのルデンコ外務次官と会談。今回の反乱を含む状況について、ルデンコ氏から中国側に一定の説明があった可能性もある。

 中国の国営メディアの報道も危機感にあふれていた。中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報(英語版)は24日夜、元編集長の胡錫進氏がコラムで「ワグネルによる反乱はプーチン政権とロシアの政治的安定性に重大な影響を与えた」と指摘。「現状はウクライナや西側が望む方向に向かっているように見えるが、結論はまだ見えない」と強調した。環球時報は状況が落ち着いた後の26日にも、今回の反乱について「これは傭兵(ようへい)を抱える国への警鐘だ。軍隊の基本要件は国家への忠誠であり、忠誠なき軍隊は何の価値もない」とする専門家の見方を伝えている。

 一方、ロシアでの反乱について中国の一般市民の関心も極めて高かった。短文投稿サイト「微博(ウェイボー)」でも次々と反乱関連のハッシュタグが作られ、「ワグネルの部隊がロシア南部ロストフ州の軍事施設制圧」の関連投稿では、閲覧数が5億回を超えた。

 ベラルーシのルカシェンコ大統領の仲介により、ワグネルの部隊とロシア軍の衝突が回避されると「ベラルーシが大きな役割を果たしたが、そうでなければ大きな内戦が始まっていただろう」「ロシア国内の安定は中国の国益だ」といったコメントがついた。

 また、プーチン大統領と習近平国家主席の密接な関係はよく知られているだけに「危機に直面したプーチン氏が電話したのが、中国ではなくベラルーシだったのが興味深い」といった投稿もあった。【北京・岡崎英遠】

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