米プロフットボールリーグ（ＮＦＬ）のライアン・マレットさんが死亡
（ＣＮＮ） 米プロフットボールリーグ（ＮＦＬ）の元クオーターバック（ＱＢ）ライアン・マレットさんが２７日、フロリダ州で死亡した。３５歳だった。同州オカルーサ郡保安官事務所によると、マレットさんは海上で溺れたと思われる。
同保安官事務所の発表によると、海で溺れて岸にたどりつけないグループがいるとの通報を受け、現地時間の午後２時１２分ごろ、救急隊が同州デスティンの海岸に駆け付けた。
マレットさんは呼吸停止した状態でライフガードによって水中から引き揚げられ、搬送先の病院で亡くなった。
ＮＦＬによると、アーカンソー大学レイザーバックスのスター選手だったマレットさんは、ドラフト指名でＮＦＬのニューイングランド・ペイトリオッツに入団。ペイトリオッツとヒューストン・テキサンズ、ボルチモア・レイブンズで７年間にわたって活躍し、２０１７年に現役を引退した。
ペイトリオッツは「元クオーターバックのライアン・マレットが突然、予期せず亡くなったと知り、深い悲しみに暮れている」とツイートし、遺族に哀悼の意を表した。
マレットさんはアーカンソー州ホワイトホールの地元チームでヘッドコーチを務める傍ら、体育や健康保健教育に携わっていた。
ホワイトホール学区は「マレット監督は誰からも愛される監督であり、教育者だった」と追悼した。
米南部アラバマ州からフロリダ州にかけてのメキシコ湾に面した一帯では、岸から沖へと強く流れる離岸流のために、この２週間足らずで少なくとも１１人が死亡している。
