The Russian flag flies over the Embassy of Russia in Washington, U.S., August 6, 2018. REUTERS/Brian Snyder
[モスクワ 3日 ロイター] – ロシア中央選挙管理委員会のエラ・パンフィロワ委員長は3日、ロシアが一方的に「併合」したウクライナの4地域で状況が悪化した場合、9月に予定されている地方選挙は中止される可能性があると述べた。
パンフィロワ委員長はプーチン大統領とモスクワの大統領府で会談し「不測の事態が発生し、地域によっては状況が劇的に悪化する可能性もある中、住民の命と健康に深刻な危険が及ぶと判断されれば、(選挙管理委員会には)選挙を延期する権利がある」とし、「深刻な理由があれば、必ずこの権利を行使する」と伝えた。
プーチン氏はこれに対し「分かった」と答えたという。
ロシアは昨年、ウクライナのドネツク、ルガンスク、ザポロジエ、ヘルソンの4州の一部を一方的に「併合」。パンフィロワ氏によると、ロシアでは9月10日に21の地方首長と20の地方議会の選挙を含む地方選挙と自治体選挙が行われる。