第1話でつかんで離さない? 序盤から最高過ぎたアニメ 「忙しい時は見ちゃダメ」

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再生開始30秒で虜になるアニメ

第1話でつかんで離さない? 序盤から最高過ぎたアニメ 「忙しい時は見ちゃダメ」

『キルラキル』キービジュアル (C)TRIGGER・中島かずき/キルラキル製作委員

【画像】極制服ってすごい! 『キルラキル』纏流子のビックリするけど美しい恰好(3枚)

 とりあえず1話だけ見てその後どうするか決める、という方もいるでしょうから、制作側も、第1話は何度も練り直していることでしょう。そんなアニメの第1話は基本的に面白いものですが、なかでも強烈に心を奪われ、「一話見始めたら止まらなくなった」という経験をされた方もいるのではないでしょうか。この記事では、そんな「第1話」の面白さに着目して、最高のアニメを3本ご紹介します。

●『キルラキル』 第1話「あざみのごとく棘あれば」

 第1話は授業中の教室に、風紀部委員長・蟇郡苛(がまごおり・いら)が入ってくるところから始まります。ドアを蹴破るその瞬間から、極端なパースと誇張表現が詰まったアニメーションで、強烈な極太フォントの赤文字も、圧倒される勢いです。第1話どころか、冒頭30秒で心を鷲づかみにされます。

 同作のもうひとつ重要なポイントが、歌舞伎を思わせる気持ちのいいセリフ回しです。主人公・纏流子(まとい・りゅうこ)の初登場シーンでは、スラムで盗みを働く少年・満艦飾又郎(まんかんしょく・またろう)と対峙するのですが、「立て板に水」の口上が光ります。「この電光石火の又郎さまに舐めたマネしてくれるじゃねぇか!この界隈は俺様のシマ、本能町裏袋小路、人生の行き止まりと人も恐れる吹き溜まりだ!五体満足で帰りたけりゃ、大人しく財布置いて帰りなぁ!」と、まさに声に出して読みたい日本語です。

 ストーリーでも、主人公の流子・敗北、そして相棒となるセーラー服・鮮血との出会い、そしてリベンジと、第1話のなかで綺麗に収まっており、完璧な第1話です。

●『コードギアス 反逆のルルーシュ』 STAGE1「魔神 が 生まれた 日」

 2006年に放送開始した『コードギアス 反逆のルルーシュ』は、いわゆる「中二病」的なかっこよさを極めた名作です。

 第1話で一番の見せ場は、やはりラストシーンでしょう。「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる 貴様たちは…死ね!」。この命令によって、対峙していた兵士たちは自らの頭に銃を突き付け自殺します。主人公・ルルーシュの「ギアス」が初めて覚醒した瞬間です。この自分に酔ったようなセリフ回しも、ダークヒーローとしての魅力にあふれています。

『コードギアス』1話は、次週へのヒキも完璧です。第1話ラストでは、ルルーシュの能力は謎が残ったままで、倒れたヒロイン・C.C.(シーツー)の今後も気になります。それでいて、最も盛り上がるタイミングで終わるのです。続きが見たくなってたまらない、素晴らしい幕開けと言えるでしょう。

●『輪るピングドラム』 1ST STATION「運命のベルが鳴る」

 2011年に放送開始した『輪るピングドラム』は、『少女革命ウテナ』でも知られる幾原邦彦さんが監督・脚本を務めた作品です。その独特な世界観で、一気に惹きつけられたという方も多いでしょう。

 OP直後、主人公たち3人が住む家の様子が映し出されるのですが、これがトタン張りのボロ屋敷なのです。しかしながらその家はカラフルで、内部にもファンシーなアイテムの数々が置かれています。これが不思議と和室に調和しており、このビジュアルだけでも異彩を放っています。そして、回想シーンに入る瞬間は電車の電光掲示板、街を歩くモブキャラはすべてピクトグラムになっているなど、独特の演出も満載です。

 そして何といっても必見なのが、妹・陽毬(ひまり)の変身シーンです。彼女が「生存戦略―!」の掛け声を上げると、異空間へロケットが発進し、変形、そしてドレスアップ……状況を飲み込めない描写の連続で圧倒されるしかありません。この後、陽毬はステージから「背骨のような階段」を降りていくのですが、この時に一歩ずつ骨のようなパーツが開閉するというギミックが描かれています。

 こういった細部にまでこだわった動き、BGM、効果音、セリフのテンポなどすべてが気持ちよく、「よくわからないけど、とにかく凄いものを見た」という実感を得ることができるでしょう。アニメってここまで自由でいいんだ、と感じさせられる、素晴らしい第1話です。

古永家啓輔

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