なぜ?親も先生も、自動的にPTA会員に 意志確認なし、会費も引かれ…「直接聞くのは気が引けます」

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(本文とは関係ありません)

【図解】PTAの会費徴収の流れ

【投稿1】

【投稿2】

 学校に「強制ではないですよね?」などと尋ねても、はっきりした回答がありません。PTAが嫌だというわけではなく、協力するのも構いません。ただ、日々子どもたちのために仕事をしている教員が、PTAにお金を払うことには違和感があります。入るかどうか尋ねられれば「入らない」と答えるつもりですが、そもそも意思表示の場がありません。学校側が教員の意向を取りまとめてくれればありがたいと思っています。教育委員会はどう考えているのでしょうか(福岡県の50代男性)。

【あなたの特命取材班より1】

 まず前提として、PTAは学校とは別の任意団体であり、市教委としては「運営に関与する立場にない」というスタンスです。ただ、PTAが会員から集める会費の徴収作業は各学校が代行し、教材費などを払う口座から一緒にPTA会費を引き落としています。

 会費の徴収までの流れは、まず①PTAが保護者の入会意思を確認し、②学校に会員の情報を伝えて会費の徴収を依頼。その情報に基づいて学校が会費の引き落としを代行する―という考え方です(イラスト参照)。

 ①入会の意思確認について、市教委は「保護者全員に『入会』『非入会』の意思を確認する用紙を配布・回収するなどして、意思確認をすべきだ」との見解を示しました。ただ実際は入会届などはなく、特に申し出がなければ入会扱いとしているPTAもあります。市教委としても、用紙を回収して確認しているPTAがどの程度あるかについて「把握していない」といいます。投稿者はそのケースだった可能性があります。

 ②市教委によると、PTAが学校に会員の情報を伝えて会費の徴収を依頼する際、本来は「誰から徴収するか」を伝える必要があります。ですが、実際には「徴収しないのは誰か」という情報だけを伝え、それ以外の人からは徴収するという運用も行われているといいます。こうした運用について市教委は「PTA会員にならない人の方が少ないので、その情報を伝える方が合理的」などと容認しています。また入会の意思確認を行うのはPTAであるため、学校側が保護者の意向を確認するルールもないとしています。

 市教委には新年度になってからも5件、PTAへの加入を巡るトラブルで保護者から相談が寄せられたそうです。ただ「会費に関する相談は、少なくともこの数年は1件もない」とし、現在の運用を見直すつもりはないとしています。

 一方、PTAに入っていないのに会費が引き落とされているケースがあれば、学校側の責任であるとし、該当者については学校や市教委(総務課)が対応するとしています。2014年には熊本市で入会の意思を確認されず退会届も受理されなかったとして、保護者が会費返還などを求めて提訴(後に和解)したケースもありました。過去に遡って会費の返金に応じるかについては「内容を聞いた上で判断する」としています。

 担当者は「相談がないと実情が分からない。困っている人がいたら相談してほしい」と話しています。

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