夏まゆみさん(2013年撮影)
元AKB48のタレント高橋みなみ(32)が6日、自身のツイッターで、がんのため6月21日に死去していたことが分かった振付師の夏まゆみさんを追悼した。
【写真】死去した夏まゆみさん
夏さんの著書を手がけたビジネス社がこの日、「モーニング娘。、AKB48など300組以上のアイドルや芸能人を育てたダンスプロデューサー・夏まゆみ先生(享年61歳)が、6月21日にがんのためご逝去されました。治療と並行して書き上げ、本年上梓された作品が遺作となりました」と、夏さんの死去を報告した。
夏さんは2005年12月に産声を上げたAKB48の黎明期を支えた振付師。グループ1期生の高橋は「夏まゆみ先生の突然の訃報に接し、本当に驚きました」と、訃報を受けての率直な心境をつづった。ダンスに限らず、表現者のいろはを教えてくれた存在だといい、「右も左もわからない私達AKB48一期生に、アイドルとは何か、ステージに立つとはどうゆう事なのか、その一つ一つを教えてくださったのは夏先生でした」とも記した。ツイートには、夏さんや高橋、前田敦子、小嶋陽菜ら初期メンバーたちが集った集合写真も添えた。
夏さんには「わからないは良いけど、できないは言わないで。それでは成長できないよ」と前向きなメッセージを送られたといい、「時に厳しく時に優しく、メンバーだけでなくスタッフに対しても、様々な言葉をかけてくださいました」と感謝。「冷静丁寧正確に。これからも夏先生に教えてもらった事を忘れずに一つ一つのお仕事に向き合っていきたいと思います。夏先生本当にありがとうございました」と決意をつづり、「大好きです。心からご冥福をお祈りします」と哀悼の意を示した。
宮澤佐江は自身のインスタグラムのストーリーズに夏さんへの思いを載せ「歌詞に沿った、音楽に沿った振付一つ一つに魂と意味が込められていて、夏先生に付けて頂いた振付だけは今も忘れることなく私達の身体に染み込んでいます。天職だった自分のアイドル人生が夏先生から教わったモノとして、今後の人生にも大きく残り続けてくれることが誇りです」と感謝の思いを記した。
AKB48公式ツイッターは「今年で18年目を迎えましたが、夏まゆみ先生に振付いただいた多くの楽曲は今でも歴代メンバーから受け継いでおり、この先もずっと大切に踊り続けていきます。心よりお悔やみ申し上げますとともに、故人のご冥福をお祈り申し上げます」と追悼メッセージを発表。また、AKB48劇場の元支配人の戸賀崎智信氏も自身のツイッターで「夏先生。本当にお世話になりました。プロとしての気概をメンバーに熱く伝えていた姿、今でも覚えてます。ご冥福を心よりお祈りします」と追悼した。
モーニング娘。をプロデュースしたつんく♂は「夏まゆみ先生の訃報が届きました。とても驚き、寂しく、残念に感じています。思えば、売れる前のシャ乱Q時代に出会いました。当時、FUJIWARAやナインティナイン率いる吉本印天然素材という男ばっかりの集団のダンス指導している勇ましい姿が忘れられず、その後、モーニング娘。がデビューする時に「ああ、あの先生に鍛えてもらおう」と、夏先生にお声がけさせていただきました。それ以来、たくさんの作品を一緒に作れたこと心より誇りに思っております。」と振り返った。続けて「語ると思い出ばかりでキリがありませんが、今まで、本当にありがとうございました。どうか安らかにお眠りください。心よりご冥福をお祈りいたします」と感謝を述べていた。
元モー娘。の小川麻琴もショックを隠せず。自身のツイッターで「ニュースを見て、ただただショックで言葉になりません。厳しい方でしたが、一人一人をしっかりと見ていてくれるとても愛情深い方で、夏先生には表現の部分だけではなく心のあり方、姿勢まで本当に沢山の事を教えて頂きました。もう一度お会いしたかったです。。ご冥福を心よりお祈りいたします」と思いをつづった。
元「NEWS」手越祐也もツイッターに「夏まゆみ先生お亡くなりになられたんだね。ASAYANをめちゃくちゃ見てた世代だし、モーニング娘。大好きだった俺からするとずっと見ていて数々のすごい振り付けを残された先生。本当にお疲れ様でした。ご冥福をお祈りします」とつづるなど、日本のエンターテインメントを影で支えた功労者へ感謝と追悼の言葉を送った。