バービー ご飯に介護。「母の犠牲」で成り立っていた私の実家。「家族の問題は家族が責任を負うべき」との考え方はもう限界だ


バービー ご飯に介護。「母の犠牲」で成り立っていた私の実家。「家族の問題は家族が責任を負うべき」との考え方はもう限界だ

バービーさん「結婚観とか家族観そのものは、もう少しアップデートしてもいいんじゃないかな」(写真:『「わたしはわたし」で生きていく。』より)

【写真】犬と同じ表情で窓の外を眺めるバービーさん

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◆家族観をアップデートしたい

先日、内閣府が発表している「少子化対策の現状」というデータを見たんです。

そのなかに「若者が結婚しない理由」についてのデータもあって、25~34歳の未婚者に独身でいる理由をたずねると、こんな回答があがっていました。

第1位は男女ともに「適当な相手にめぐりあわない」。

男性の回答の第2位は「まだ必要性を感じない」「結婚資金が足りない」。

女性の回答の第2位は「自由さや気楽さを失いたくない」「まだ必要性を感じない」。

あなたはこの回答をどう思う? 私としては、けっこう衝撃的でした。と同時に、何だか悲しい気持ちにもなりました。

だって、ものすごく旧来の結婚観や家族観にとらわれた理由だなと感じてしまったから。

もちろん結婚願望がなくたって問題ないし、結婚するしないは個々人の自由。

結婚に夢がないというのもわかります。だけれど、結婚観とか家族観そのものは、もう少しアップデートしてもいいんじゃないかな、という気がしてしまうのです。

たとえば、お金がないと結婚できないというのは本当かな? 新居も結婚式も必要なければ、ふたりで生計を立てたほうがラクになる可能性だって充分あるはずですよね。

家事や育児だって分担すればいいし、介護は家族だけでやらなきゃいけないものじゃない。

「結婚=縛り」というイメージから、そろそろ脱却してもいい気がするのです。



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