「母の首を切断して…」 兵庫・頭部切断事件の知られざる背景 「亡くなった亨子さんは”息子は自閉症”と」


【写真を見る】「切断された首」が発見された自宅 閑静な高級住宅街が猟奇的事件の舞台に

 西宮署が殺人容疑で逮捕したのは無職の小林亮容疑者(36)。遺体は、同居する母親の小林亨子(きょうこ)さん(67)だった。

切断された頭部

 と、地元記者が言う。

「現場に駆け付けた警官が、2階の部屋のベッド上で亨子さんの遺体を発見。血まみれの服のまま近くに立っていた小林容疑者を緊急逮捕しました。現場には血の付いた刃物が残されており、切断された頭部も室内で見つかっています。司法解剖の結果、亨子さんの死因は首の血管損傷による失血死と判明しました」

 小林容疑者は“母を殺したことに間違いありません”と容疑を認めている。

「はっきりとした動機は供述していないようです。警察は、母子のあいだ、もしくは家族間のトラブルがなかったか、父親は部屋に入ることはできなかったのかといった点も含め、調べています」

 これほどむごい手口で子が親をあやめた背景には、どんな事情があったのか。

“息子は自閉症なんです”

「だいぶ前、亡くなった亨子さんから“息子は自閉症なんです”と聞きました。ご迷惑をおかけするかもしれませんが、とのことでしたけど、ご近所トラブルは一切なかったです」

 一家が事件現場となった住宅に越してきたのは二十数年前だったといい、

「あの家にはもともと、今回通報した旦那さんのご両親が住んでいたんです。旦那さんの父上は元国鉄マンで、雑草が伸びてる家には“ちゃんと刈ってください”と遠慮なく言うなど神経質な部分もありました。その父上が亡くなって、母上が西宮市内の別の場所で旦那さんのごきょうだいと暮らすようになり一家が入ったわけです」(同)

 小林容疑者の父親は当時、財閥系企業の関連会社に勤めていた。

「関東や東海を経て関西に転勤するタイミングだったそうです。旦那さんは働き盛りで、主に亨子さんが息子の面倒を見ていた。大変だったと思いますよ」(同)



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