芸能人の突然の訃報 心が苦しい方へ「情報から物理的に離れて」「精神的に1人にならず、抱え込まないで」「センセーショナルな報道より、気持ちを吐き出せる窓口の拡散を」

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平石直之アナウンサー

【映像】平石アナ、大空氏コメント

 ryuchellさんが毎月MCを務めていた『ABEMAPrime』では、進行の平石直之アナウンサー(テレビ朝日)が追悼の言葉を述べるとともに、NPO法人「あなたのいばしょ」理事長の大空幸星氏がメディア報道のあり方、心が苦しいと思う人に向けた情報の接し方について呼びかけた。

●平石直之アナウンサー
 この番組にもご出演いただいていましたryuchellさんがお亡くなりになりました。私は、月に一度この場でご一緒していただけに、スタッフともども大変驚いていまして、このことを受け止めきれずにいます。大変残念です。心からお悔やみ申し上げます。

芸能人の突然の訃報 心が苦しい方へ「情報から物理的に離れて」「精神的に1人にならず、抱え込まないで」「センセーショナルな報道より、気持ちを吐き出せる窓口の拡散を」

大空幸星氏

 まずやらなければいけないのは、テレビやネット、ニュースを見ることによって苦しくなった場合は、そうした情報から物理的に離れてください。同時に、1人にならないでほしいんです。「1人になるな」というのは、物理的なことではなく、例えば友達に電話をしてみるでもいいし、家族のことを少し思い出してみるということだけでもいいんです。精神的に1人にならない、常にどこかに繋がりがあるというような状況を保っていただきたい。急にその苦しい気持ちや悲しい気持ちが消え去ることはおそらくありません。長い時間をかけて、少しずつ向き合っていくものになるわけです。

一緒に働いていた方もたくさんいると思いますけれども、「どうしてあの時自分が」「こういうふうに声かけたらよかった」など、いろんな後悔の念も含めて、後からどんどん出てくる部分があると思います。それらも同時に自分1人で抱え込むことではないということ。

 そして、そうした気持ちを吐き出せる場所が実はたくさんあるということをお伝えしなきゃいけないんです。それは家族や友人、知人でもいいかもしれませんし、匿名で思い立った時にすぐに相談できるような窓口もあります。今、私たちの窓口も含めて、夕方の時間帯から相談員を増員して、どこもおそらく体制を拡充して相談を受け付けています。この時間も受け付けています。そうしたものをぜひ躊躇なく使っていただきたいと思います。

 そして、WHOから「自殺報道ガイドライン」というものが出ています。2017年に改訂されたものがあります。この中には、メディアが「やってはいけないこと」と「するべきこと」と2つ書いてあるんです。すでにやってはいけないことをやっているメディアもあります。これは今回の件に限らず、いろんな過去の様々なケースを含めてそうなんです。

 結果、何が起こるかというと、自殺の連鎖が起こります。苦しい気持ちを抱えておられる方に届いてしまうんです。メディアだけではなくて、そうしたものを個人で拡散できる時代になっています。引用リツイートやリツイート1つ、いいね1つをとったって、どんどん連鎖を生んでしまうんです。

 情報源たるメディアは、ガイドラインに沿った報道をしていくということ、メディアは人の命を奪う力があるということを、今一度認識をしなくてはいけない。そして、個人の方もできれば、そうしたリツイートなども含めて拡散するということを、センセーショナルな報道を拡散するということを控えてほしい。その代わりに、繋がりを一人ひとり保ちながら、窓口があるということの拡散。これが今できることじゃないかなと思います。

芸能人の突然の訃報 心が苦しい方へ「情報から物理的に離れて」「精神的に1人にならず、抱え込まないで」「センセーショナルな報道より、気持ちを吐き出せる窓口の拡散を」

相談窓口

(『ABEMAPrime』より)

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