[ad_1]
ワグネル、ウクライナで「もはや重要な役割果たさず」=米国防総省
米国防総省の報道官は13日、ロシアの雇い兵組織「ワグネル」について、もはや「ウクライナでの戦闘活動支援において、重要な役割は何も果たしていない」との見方を示した。
ワグネルは6月24日、反乱を起こした。ウラジーミル・プーチン大統領の権威への挑戦だったが、反乱は24時間足らずで終わった。
ロシアが2014年にウクライナ南部クリミアを併合した際、ワグネルが支援したとされている。最近の最も血なまぐさい戦闘にも、参加してきた。
ロシア軍によるウクライナ東部バフムート制圧にも貢献した。
6月末の反乱収束に至ったロシア政府との合意では、ワグネルの戦闘員たちにはロシア正規軍に加わるか、帰国するか、あるいはワグネルのリーダー、エフゲニー・プリゴジン氏とともに隣国ベラルーシへ移動するかの選択肢が提示された。
しかし、今月10日になって、クレムリン(ロシア大統領府)はプーチン氏とプリゴジン氏が先月の反乱からわずか数日後にモスクワで会談していたと明らかにした。
プーチン氏はその会談で、ワグネル戦闘員たちに明確な提案をしたと主張している。
13日付のロシア紙コメルサントの取材に応じたプーチン氏は、ワグネル戦闘員はロシア正規軍で「任務を続ける」こともできたのだと語った。
そうすれば「(ワグネル戦闘員を)今後率いるのは、これまでずっと真の司令官だった人物になるはずだった」と述べた。これは自分のことを指しているとみられる。
プーチン氏はさらに、民間の軍事組織には法的枠組みがないと強調。単刀直入に言えば、「ワグネルは存在しない」のだと述べた。
ジョー・バイデン米大統領は同日、プリゴジン氏は毒殺に注意すべきだと記者団に話した。
「何をしでかすかは、神のみぞ知る。我々は(プリゴジン氏が)どこにいて、(プーチン氏と)どういう関係なのかさえ分からない。私が彼(プリゴジン氏)だったら、自分が食べる物に気を付けるだろう。私だったら、メニューから目を離さない」
プーチン氏は「すでに戦争に負けている」=バイデン氏
フィンランド・ヘルシンキで北欧5カ国首脳と会談後、バイデン氏はプーチン氏がウクライナでの戦争で勝利する可能性はないと述べた。
「彼はすでに、この戦争に負けている」
バイデン氏は、ロシアの大統領はいずれ、「この戦争の継続が経済的、政治的あるいはそのほかの面で、ロシアのためにならないと判断するだろう。だが、どうすればそうなるのかは、正確に予測できない」とした。
バイデン氏はさらに、ウクライナが現在の反転攻勢で、交渉による和平合意の実現に十分な成果を上げてもらいたいと、「希望と期待」を表明した。
一方で、長い準備を経て始まったウクライナの反攻が1カ月以上続いたいま、ウクライナやその同盟国では、ウクライナ軍の前進の遅れを懸念する声も上がっている。
他方で、ロシアの防衛が最終的に粉砕され、ウクライナが戦略的に重要な領土を奪取し、ロシアが掌握するクリミアへ進軍できるようになると考える人もいる。
■ウクライナ軍、クラスター弾を受け取る
ウクライナはかねて、ロシアの侵略に対抗するため、西側同盟国に追加の軍事支援を要請している。
リトアニア・ヴィリニュスで今月開かれた北大西洋条約機構(NATO)の首脳会議では、ウクライナのNATO加盟をめぐる具体的な日程は示されなかったが、主要7カ国(G7)からは、長期的な安全保障の枠組みが提示された。
ウクライナ軍のオレクサンドル・タルナフスキー司令官は13日、アメリカがウクライナへの供与を表明し物議を醸しているクラスター弾について、ウクライナ軍が受け取ったと、米CNNに述べた。
同司令官は、クラスター弾がウクライナの前線の戦況を変えるだろうと強調。「受け取ったばかりで、まだ使用していないが、(戦況を)根本的に変えることができる」とした。
(英語記事 Wagner no longer significant in Ukraine, US says)
(c) BBC News
[ad_2]
Source link