英MI6のムーア長官が、ウクライナの勝利を「楽観視」していると明かした
(CNN) 英対外情報部(MI6)のムーア長官は19日、ウクライナがロシアに勝利するとの「楽観的」な判断を抱いていることを明らかにした。ロシア軍が戦場で失速していることなどを要因に挙げた。
チェコの首都プラハでの演説で述べた。長官は「ウクライナが1カ月で奪還した領土は、ロシアが1年で占領した地域より多い」と指摘。「ロシア軍が弾みを取り戻す見通しはほとんどないようにみられる」と述べた。
また、戦争の終結を位置づけるのはウクライナ次第としながらも、「大半の紛争はある種の交渉で決着がついている」と続けた。
ウクライナは今年6月に踏み切った反転攻勢を続けているが、進撃は一部に出ていた見立てより厳しい局面にある。ロシア軍の防御線の突破は数十キロでなく数百メートル単位で測られる前進となっている。