小売店50代従業員、熱中症で死亡 真夏日に冷房つけず 栃木

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走行する救急車=曽根田和久撮影

【主な熱中症対策一覧】

 3日午後3時半ごろ、店内の一室で男性が意識不明の状態で倒れているのを店の関係者が見つけ、病院に搬送されたが熱中症で死亡した。同労働局によると、男性は一人で作業中に倒れたと見られ、部屋にエアコンは設置されていたが、発見時に動いていなかった。店周辺の当日の最高気温は32・5度で真夏日だったという。

 熱中症による死亡労働災害は全国で年間20件ほど発生しているという。同労働局は事業者などに対し、屋内では空調をつけ、従業員にこまめな水分補給を促すなど熱中症対策を徹底するよう呼びかけている。【池田一生】

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