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立ち入り検査を終え、「ビッグモーター浦和美園店」から出る国土交通省の担当者たち(28日午後6時1分、さいたま市緑区で)=永井秀典撮影
中古車販売大手ビッグモーターによる自動車保険の保険金不正請求問題で、国土交通省は28日、道路運送車両法に基づき、24都道府県の同社34店舗に対し、一斉に立ち入り検査を行った。国交省によると、自動車整備を巡る立ち入り検査としては、過去に例がない規模だという。重大な違反が確認されれば、民間車検場としての指定取り消しなどの行政処分を行う。
【図解】ひと目で分かる…ビッグモーター不正の構図
さいたま市緑区の浦和美園店では、午前9時の開店と同時に国交省職員4人が立ち入り検査に着手した。約9時間にわたって書類ファイルの確認や従業員らへの聞き取りなどを行い、整備工場に横付けした車に資料などを詰めた箱約20個を積み込んで運び出した。
「ビッグモーター浦和美園店」から書類を車に運び出す国土交通省の担当者(28日午後5時40分、さいたま市緑区で)=永井秀典撮影
立ち入り対象の一つ、奈良県天理市の天理店にはこの日、契約解除や返金を求める顧客からの電話が10件以上あったという。同店の担当者は「今朝になって突然立ち入りを知らされ、驚いている。事実解明に協力していきたい」と話した。
調査報告書で、全店舗で最多の122件の不正を指摘された東京都多摩市の多摩店でも検査が行われた。約6年前に同店で車を購入した高齢男性は、購入者限定の無料オイル交換のために車を持ち込むと、毎回、部品交換を勧められ、必要性に疑問を感じながらも「安全には代えられない」と従業員を信じて交換に応じていたという。
今回の問題を受け、「自分の車も、不要な手を加えられたのではないか。もう信用できない」と憤った。
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