ビッグモーター前の木「除草剤だけで普通は枯れない」 専門家の疑問

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ビッグモーター平塚四之宮店の前に残る街路樹の切り株。2022年秋にユリノキが立ち枯れ、神奈川県が伐採した=2023年7月28日、神奈川県平塚市、足立朋子撮影

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 ビッグモーターの店舗前の植樹の枯死をめぐっては、国土交通省が29日、この5年ほどの間に国道沿いの10店舗の前で枯死があったと発表した。同社はこの日、複数の店舗で「清掃活動で使った除草剤などで枯れた可能性が高い」と公式サイトで謝罪した。

 どの除草剤をどう使ったのか、同社は明らかにしていない。ただ、昨年、街路樹17本が枯れているのが見つかった群馬県太田市の店舗の近くの土壌からは、県太田土木事務所の調査で、グリホサートという化学物質の成分が検出されたという。

■雑草を枯らすが、樹木には影響しにくい

 グリホサートは、除草剤に用いられる代表的な有効成分。米モンサント社の「ラウンドアップ」など、多くの製品に使われている。除草剤の有効成分には、このほかグルホシネートやペラルゴン酸などがある。

 農薬の毒性に詳しい本山直樹・千葉大学名誉教授によると、代表的な除草剤の有効成分は、雑草の茎や葉に付着して浸透して枯らす作用を持つ。散布後は短時間で土壌に吸着され、微生物により分解されて消失するので、樹木に影響しにくい特徴を持つという。

 ホームセンターで売られている園芸用除草剤の多くは、「庭木の根元に散布できます!」とうたう。フマキラーのマーケティング部の担当者は、「通常の使い方をすれば、木が枯れる心配はありません」。本山名誉教授も「街路樹の周りに散布された除草剤が、土壌中を移動して街路樹を枯らすことは考えにくい」と言う。

朝日新聞社

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