ステージでパフォーマンスを披露するテイラー・スウィフト＝７月２２日、米ワシントン州シアトル
ニューヨーク（ＣＮＮ） 米歌手テイラー・スウィフトが大盛況の全米ツアー締めくくりに当たり、重労働を担ってきたトラック運転手などのスタッフに感謝を込めて多額のボーナスを進呈した。
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米運送会社ショーモーションの経営者マイケル・シャーケンバック氏によると、スウィフトはトラック運転手１人につき１０万ドル（約１４００万円）の小切手を切って驚かせたという。
同社は今回のツアーでコンサートのステージなど会場設備の運搬を担当。１０万ドルのボーナスを受け取ったスタッフの人数は公表していないものの、５０人近いスタッフがトラック輸送を担当したと説明している。
トラック運転手が受け取るボーナスの額は５０００～１万ドルが一般的。「こんな多額は信じられない」とシャーケンバック氏は目を見張り、今回のボーナスは「人生を変えさせる」ほどの額だったと話す。
ロサンゼルスにいた運転手たちが呼び集められたのは、７月３１日の公演前だった。定例のプロダクションミーティングだと思って出向いたところ、スウィフトの父のスコット・スウィフトさんがサプライズで現れたという。
「スピーチに立ったスコットは、テイラーと話し合った結果、全員がボーナスを受け取るのは当然だと考えたと言った。テイラーは運転手１人ひとりに手書きのメモを書くと言い張り、封筒には自分のイニシャル入りの封印をした」。シャーケンバック氏はそう語る。
封筒にはボーナスの額が書かれていた。「運転手たちはあからさまに見るのは失礼だと思ったが、１人がそれを見て１０００ドルだと思い、別の運転手は１万ドルだと考え、３人目が『まさか冗談だろう！』と言った」
運転手だけでなく、ケータリングやビデオ、オーディオ、照明などを担当したスタッフもボーナスを受け取ったという。
