「最後の食事」の注文メッセージで異常に気付く 警察官が配達員に変わり救助


「最後の食事」の注文メッセージで異常に気付く 警察官が配達員に変わり救助

配達員に扮(ふん)した補助警察官の温佳林さん(2023年8月2日提供)。(c)CGTN Japanese

 通報を受けた後、当直の張正昊警察官は温佳林補助警察官らを率いて、配達員が提供した手がかりにより、速やかに配達場所のある団地に向かいました。配達員から状況を聞いた後、警察官は状況が急変する恐れもあり、一刻の猶予も許されないと判断しました。警察官の制服が注文者を緊張させる可能性を考慮して、温補助警察官は直ちに配達員から服とヘルメットを借りて、配達物を手に持ち、屋上に行って食事を届けながら救助を図ろうとしました。

 注文した男性が配達物を受け取ったその瞬間、温補助警察官はしっかりと男性を抑えて、下の安全な場所に連れて行きながら、「怖がらないで、話してみよう」と根気よく慰めました。

 事情を聞いたところ、男性は18歳で、家庭でのいざござで両親と口論になり、一時的に思い詰めて、自殺しようと思ったということです。警察官から丁寧な指導を受けて、男性はようやく情緒が安定し、親族に付き添われて無事に帰宅しました。家族は警察官の迅速な動きに深く感謝の意を表しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News

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