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大阪11区の支部長として抱負を語る大辻氏(2日、大阪市北区で)
次期衆院選に向けた自民党本部による公募で2日、計8選挙区の支部長が決まったが、大阪府内の党関係者の評価は割れた。
府連の谷川とむ会長は記者団に「重要なことは意識の刷新だ。新支部長は再任された人も含め、新しく生まれ変わった気持ちで有権者への説明や地域支部との連携に努めると思う。公募は意味があった」と強調した。
11区の支部長として、コンサルティング会社勤務の大辻沙耶氏(28)が選ばれるなど刷新感のある人材も含まれており、大阪市議の一人は「若い人もいてイメージは良くなった。選考を通じて、気持ちの引き締めにも一役買ったと思う」と前向きに捉えた。
ただ、前支部長5人のうち3人が再任され、2人も「保留」とされた。府連幹部の一人は「党本部は刷新感を出したかっただけ。(保留の2人も)再任するなら早く決めてほしい。有権者の心証がどんどん悪くなる」と吐き捨てた。
政治家引退を表明した11区の前支部長・佐藤ゆかり氏は取材に「公募対象の基準も再任のプロセスもブラックボックス。(公募で)何も変わらず、むしろマイナスにしかならなかった」と改めて批判した。
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