藤井聡太七冠が棋聖4連覇から一夜明け21歳の誓い 「王座戦の挑戦を目指したい」/将棋

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棋聖戦の激闘から一夜明けて誕生日を迎え、21歳の目標について語った藤井棋聖=19日午前、新潟市西蒲区の「高志の宿 高島屋」(撮影・甘利慈)

【写真】終局後、花束で祝福され、笑顔を見せる藤井棋聖

前日18日に9時間39分の激闘を制した藤井棋聖は帰り支度を整えた午前9時過ぎ、紺色のスーツ姿で誕生日を迎えての〝初取材〟に応じた。

19日の過ごし方を聞かれると「う~ん、特に予定はないので、家に帰ったら少し寝ようかと…」とリラックスムード。「誕生日は家族でケーキをいただくことが多いですが、近くに対局があると、当日ではなくて、その前後で時間のあるときにという感じで」と普段は対局優先のため、つかの間の休息を家族水入らずで過ごすようだ。

21歳の目標については「1年ごとに目標を立てるわけでないですが…そうですね、王座戦の挑戦を目指したいですね」と強調。棋聖戦で佐々木大地七段(28)を破って4連覇を達成したばかりだが、視線はすでに8月4日に行われる王座戦の挑戦者決定戦を見据えている。

対戦相手は豊島将之九段(33)。21年に藤井棋聖から叡王、竜王を奪われて無冠となるも、22年に王位戦、王座戦(相手は永瀬拓矢王座)に連続挑戦。直近では藤井棋聖が2月の朝日杯将棋オープン戦準決勝で勝利したが、「今回のシリーズ(棋聖戦)もそうでしたが、後手番でどう戦うかを考えながら実力を高めたい」と棋聖戦を研究して備える。

棋聖戦は第2、4局が後手番。第2局で敗戦し、18日の第4局は勝利するも、両局とも佐々木七段のエース戦法、相掛かりの対応に苦慮した。18日の会見でも「ここ2年ぐらいで、先手と後手で2割以上勝率に差が出ている」と冷静に分析していた。

一方で、師匠の杉本昌隆八段(54)から4連覇のお祝いメッセージが届いたとも説明。内容については「何だっけ?」とおどけつつ、「まぁ、おめでとうということです」と感謝した。

藤井棋聖は体調を崩さないことで知られるが、「ただ正直、2、3年前より疲れが残りやすくなってきた気がする」と自覚。棋力アップとともに「しっかり睡眠をとり、適度に運動するなど心掛けたい」と誓った。

健康に留意しつつ、年内8冠達成に向けて、まずは25、26日、佐々木七段との王位戦第3局(北海道小樽市)に挑む。(山内倫貴)

★ベトナム対局は「楽しい思い出」

藤井棋聖は今回の棋聖戦で印象に残ったことについて「佐々木七段の強さ」と告白。一方でベトナムのホテル「ダナン三日月」で指された6月5日の第1局を挙げ、「海外に行くこと自体が初めてだったので、いろいろ新鮮なことが多くて楽しい思い出になりました」と振り返った。ベトナムでの対局では現地のスイーツ「チェー」でリフレッシュ。終局後は佐々木七段と世界遺産のホイアン市などを訪問していた。

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