約40カ国参加の“ウクライナ和平会議”　サウジアラビアで始まる

“約40カ国参加の“ウクライナ和平会議”　サウジアラビアで始まる”

ウクライナの和平についておよそ40カ国が話し合う国際会議がサウジアラビアで始まりました。ウクライナが求めるすべての領土の返還などに支持を得られるかが焦点です。

　サウジアラビアのメディアは、5日、西部ジッダで、ロシアが侵攻したウクライナでの和平を実現させるための国際会議が始まったと伝えました。

　会議には、欧米の主要国をはじめ、中国、インド、ブラジルといった新興国など、およそ40カ国の高官が参加しています。

　ロシアは招待されていません。

　ウクライナはすべての領土の返還やロシア軍の撤退などを和平の原則に挙げていて、ゼレンスキー大統領はこの会議で国際社会からの支持を得ることを目指しています。

　会議は6日までで、欧米などと距離をとる新興国からの同意を得て、共同声明が出せるかどうかに注目が集まっています。

　開催国のサウジアラビアは、戦争の開始以降、中立的な立場での調停を続けていて、今回の会議にロシアと緊密な関係にある中国やインドなど国を参加させるために重要な役割を担ったと報道されています。