覇気でも防げない? 『ワンピース』最強の「悪魔の実」に意見飛び交う


チートすぎて「覇気」すら無効!?

ルフィ瀕死のエピソードが描かれる「ONE PIECE 13thシーズン インペルダウン編 piece.1」DVD(エイベックス・ピクチャーズ)

【画像】理由があったのか? 黒ひげが欲した3つの「悪魔の実」(5枚)

『ONE PIECE(ワンピース)』ファンのあいだでは、そんな議論が何度も交わされてきました。物語が最終章に突入した今、あらためて最強の「悪魔の実」について考えてみましょう。

 まず筆頭にあげられるのが、監獄署長・マゼランの「ドクドクの実」です。名前の通り食べると毒人間となり、全身から毒を分泌させることが可能になります。そのため生身での直接攻撃はおろか近づくことさえできず、恐らく武装色の覇気でもどうこうできる能力ではありません。つまり「ドクドクの実」は、相手の強さに関係なくダメージを与えられる能力といえるでしょう。

 しかも毒は気体や液体、ゲルや個体と形状を自由に操作できる利便性も誇り、その威力は人体だけにとどまらず建物にまで影響を与えていました。あのルフィでさえ、マゼランの毒には敵わず、一時生死をさまよったほどです。

 おまけに能力者のマゼラン自身も非常にタフで、並大抵の打撃はものともしません。あまりにチートすぎる能力のため、ネット上では「『ドクドクの実』を攻略できるキャラっているの?」「控えめにいって四皇レベル」「超人系でこいつに対抗するなら覚醒がほぼ必須だろうな」といった声があがっていました。

 とはいえ「ドルドルの実」で生成された蝋(ろう)の壁に毒液は通用していなかったので、相性の悪い能力は少なからず存在しているはずです。もし、再びマゼランと戦う必要があるなら、「ドルドルの実」の能力者であるMr.3(ギャルディーノ)を味方に引き込むのが最善の策なのかもしれません。

 そんなマゼランが活躍した「インペルダウン編」の直後に展開された「マリンフォード編」でも、強力な「悪魔の実」が大量に描かれていました。とくに注目を集めたのが、実質的に無敵の性能を誇る「トリトリの実 幻獣種 モデル:不死鳥(フェニックス)」です。

 元「白ひげ海賊団」1番隊隊長を務めていたマルコが有しており、不死鳥へ変身できる能力です。また「幻獣種」という稀少な「悪魔の実」であり、飛行能力を始めとした基本性能に加えて、青い炎による再生能力が備わっていました。

 いかなる攻撃を受けてもすぐさま回復できるのが強みで、ボルサリーノ(黄猿)のビーム攻撃に貫かれても、数秒のうちに復活して反撃に出ていました。さらにサカズキ(赤犬)からのマグマ攻撃も、難なく受け止めていたため、再生能力だけでなく防御力も高いことが分かります。ほかにも「ワノ国編」では、再生の炎による治癒術も披露していました。攻撃面には特化していないものの、サポート役としては作中最強クラスの能力といえるでしょう。



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