歓迎の裏で浮かぶ課題、「かつての失敗と同じ道」の指摘も◆部活動の外部委託【時事ドットコム取材班】

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【写真】テニス部でラケットの握り方を教える民間指導員

教員ではない指導員、変わる部活動

 普段はスポーツクラブなどでテニスコーチを務めており、学校教育に関わるのは初めてという長沼さん。「大会で勝つのが絶対という時代ではない。技量もばらばらな子どもたち1人1人に、いかに寄り添っていくか。まずはテニスを楽しんでほしい」と語る。

 部員たちにも話を聞いた。中学2年生の女子生徒(13)は「顧問の先生も忙しく、これまでは打ち方なども生徒同士で教え合っていた。コーチは全員のことを見て、アドバイスをくれるので上達できそうだし、安全面でも、コーチがいてくれた方が安心」と笑顔。別の女子生徒(13)も「コーチが練習を仕切ってくれ、自分のことに集中しながら効率よく練習できる」と話す。

教員の長時間勤務が背景

歓迎の裏で浮かぶ課題、「かつての失敗と同じ道」の指摘も◆部活動の外部委託【時事ドットコム取材班】

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 背景には、給与の在り方も挙げられる。公立学校の教員には、残業代の代わりに月給の4%に当たる「教職調整額」を支給する制度が設けられている。支給額はいくら残業しても変わらない。休日の部活動に関しては、東京都の場合、1日3時間以上の活動で3000円の手当が付く。手当の仕組みは自治体によりけりだが、関東地方の女性教員は「通勤や準備の時間、さらに練習メニューを考える時間も含めると、休日1回の部活動で実質7時間以上費やすこともある」と話す。

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