「まさか関西直撃とは」陸海空の交通に影響、台風7号に兵庫も警戒

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新神戸駅は、スーツケースを持った帰省客らが行き交っていた=2023年8月14日午後0時28分、神戸市中央区加納町1丁目、小川聡仁撮影

【写真】新西宮ヨットハーバーでは台風接近に備え、ヨットのオーナーらが係留するロープの状態などを確認していた=2023年8月14日午後3時20分、兵庫県西宮市西宮浜4丁目、真常法彦撮影

 「バケツをひっくり返したような大雨が降ったり、何かにつかまらないと立っていられないほどの強風が吹いたりする可能性がある」。同気象台は14日の説明会で台風の影響の大きさを強調した。

 説明によると、台風は15日昼過ぎから夕方に県南部、夕方から夜には県北部に最接近し、特に阪神地域や淡路島で雨量が多くなる見通し。線状降水帯が発生する可能性もあるという。

 交通への影響が出ている。JR西日本は14日午後5時半現在、神戸線の西明石―姫路、山陽線の姫路―上郡、赤穂線の相生―日生、宝塚線の新三田―篠山口、加古川線の加古川―谷川、姫新線の姫路―上月、播但線の姫路―和田山間で終日運転を取りやめると発表。京都線・神戸線の京都―西明石間は、普通列車のみ、本数を半数ほどに減らして運転するという。

 ANAなど航空各社によると、14日午後5時時点で、神戸空港を15日に発着する航空便は少なくとも29便欠航する。

 船便にも影響がある。神戸空港と関西空港を行き来するベイ・シャトル、洲本市の洲本港と大阪府岬町を結ぶ深日洲本ライナーは、いずれも14日、15日と終日運航を取りやめた。

 姫路市の姫路セントラルパークと神戸市の神戸どうぶつ王国は、15日に臨時休園する。世界文化遺産・姫路城(姫路市)も15日は終日有料の入城口を閉める。神戸市はお盆の行事である精霊送りを取りやめる。

 終戦の日に合わせて予定されていた、姫路市と三木市、南あわじ市の戦没者追悼式は取りやめる。芦屋ユネスコ協会(山中健会長)が市、市教委と15日に開催予定だった平和式典「平和の鐘を鳴らそう!」も中止が決まった。式典後の「平和のつどい」では、ウクライナからの避難者が制作に加わった紙芝居が上演される予定だったが、後日の開催を検討するという。

 JR東海は東海道新幹線の名古屋―新大阪間について、JR西日本は山陽新幹線の新大阪―岡山間について、いずれも15日の運行を取りやめると発表した。

 14日昼過ぎ、神戸市中央区のJR新神戸駅では、スーツケースを引く旅行客や帰省客で混み合った。広島県に帰省するためロビーで新幹線を待っていた神戸市の福原充(あつる)さん(44)は、混乱を見越し出発を1日早めたという。2歳と6歳の娘2人をスーツケースに座らせながら「まさか関西直撃とは……。こればかりはしょうがないですね」と苦笑いだった。

朝日新聞社

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