ロシア海軍との合同パトロールのために極東ウラジオストクを出港する中国艦艇=7月27日(タス=共同)
【北京共同】中国国防省の報道官は14日、中国、ロシア両国の海軍艦艇による太平洋での7月下旬の合同パトロールを巡って談話を発表、日本側艦艇による追跡監視が近距離で行われたとして「非常に危険で、海空での偶発事件を容易に誘発してしまう」と、追跡監視をやめるよう促した。
【写真】宗谷海峡を通過した中国海軍のミサイル駆逐艦 7月
合同パトロールについて「中ロの艦艇は国際法を厳格に順守し、全航程で公海上を航行した」と強調。日本側の追跡監視に対し「両国関係の健全な発展に影響を与え、地域の平和と安定を損なう無責任な行為を慎むよう求める」と反発した。
日本防衛省によると、中ロ両国の海軍艦艇計10隻が宗谷海峡を抜け、日本海からオホーツク海に入った。