AR技術を駆使して「少女像」が世界中に広まる…悲しい挑戦

Image
写真=モイバー(c)MONEYTODAY

拡張現実(AR)技術とは?

拡張現実(AR)技術とは、実際の世界に仮想的な要素を追加し、リアルな映像や映像を作り出す革新的な技術です。最近、韓国のARスタートアップ企業「モイバー(MOIBER)」と、「米グレンデール市慰安婦の日行事組織委員会(DTRT2014)」が、ARを使って「平和の少女像」を再現し、世界中の都市に立てるという試みを行っています。

ARを使った平和の少女像

韓国のソウルにある日本大使館の前に設置されている「平和の少女像」を、AR技術を用いて3Dモデリングしました。このAR少女像は、実際の世界をトラッキングして、自分が住んでいる都市に少女像を建てたかのような映像を撮影できます。金属ではなく、大理石のような質感を持たせることで、オリジナルの少女像を再現しています。

AR少女像を作る方法

ユーザーは、インスタグラムのアプリケーションを使用して、「dtrt2014」というアカウントにアクセスします。専用のフィルターを使って撮影すると、自分が住んでいる都市に「AR少女像を建てた映像」を作成することができます。これをSNSに投稿することで、他の人と共有することもできます。

参加方法と期間

この試みは、韓国女性人権振興院などの後援を受けて、7月30日に始まりました。参加は年末まで可能です。DTRT2014のチョン・ヘヨン総監督は、「女性の人権問題を世界の人々と共に考えることを目的としています。お互いの痛みを理解し、問題を世界に広めることが重要です」と語っています。

この記事は「日本ニュース24時間」で最初に掲載されました。詳細はこちらをご覧ください。