韓国軍、新たな国産UCAVの量産化に巨額投資!

UCAV「MUAV」の量産計画が進行中

韓国軍は、MQ-9に相当するUCAV「MUAV」の量産化を決定しました。2028年までにMUAVを韓国軍の装備に加えるため、約1,000億円を投じる予定です。このMALEタイプのUCAV開発と需要はますます盛り上がっています。

韓国のUCAV開発の歴史

2006年、韓国の政権は米国製UCAV「MQ-1」の成功を受け、独自にMALEタイプの無人航空機(UAV)開発に着手しました。大韓航空が開発したMUAV(別名KUS-15)は2015年までに戦力化する予定でしたが、政権交代によりUAV開発計画が問題とされ、RQ-4の導入が推進されたため、導入中止が決定されました。

MUAVの量産化に遅れが生じるも復活

しかし、RQ-4の調達価格が高騰したことでMUAV計画が再始動し、2020年には「2021年からMUAVの量産化を開始する」と報じられました。しかし、テスト中にプロトタイプが墜落する事故や飛行性能の低下を引き起こす不具合が発生し、量産化が遅れました。しかし、2022年に問題が解決され、MUAVの量産化が開始されることが報じられました。

MUAVが韓国軍の主要装備に加わる見込み

韓国の防衛事業庁は、MUAV量産事業に約1,000億円を投資することを決定しました。このため、MUAVは韓国軍の主要装備に加わる見込みです。具体的な調達数や完了時期はまだ明らかではありません。

MUAVの特徴と用途

MUAVは全長13.3m、主翼幅25.3m、エンジン出力1200hp、最高高度13,700m、滞空時間24時間以上という基本スペックを持っています。さらに、国産のEO/IRセンサーやSARレーダー、SATCOMを搭載しており、運用範囲の制限はありません。ハードポイントも搭載されているため、ヘルファイアや天剣などの武器を携行することが可能です。

MUAVは情報・監視・偵察(ISR)向けのUAVではなく、武装可能なUCAVであり、MQ-9やTB2と同じカテゴリーに分類されます。

UCAVの多様な用途

UCAVは有人戦闘機の代替ではありませんが、様々な任務に活用されます。UCAVは24時間以上の連続作戦時間や圧倒的な滞空時間を活かして戦場監視を行ったり、電子戦装置や通信装置を使用した任務に従事することができます。また、UCAVは対潜戦や機雷監視などにも使用される可能性があります。

世界的なUCAVの需要増加

多くの国がMALEタイプのUCAVに注目しており、自国のUCAV開発や他国との共同生産に積極的に取り組んでいます。さらに、UCAVの用途を拡大するための研究開発も進んでおり、対地攻撃能力の強化や対潜戦への参加を目指しています。

まとめ

韓国軍が新しい国産UCAV「MUAV」の量産化に巨額の投資を行います。MUAVは韓国軍の主要装備として戦力化される予定で、MALEタイプのUCAVの需要は世界的に高まっています。UCAVは多様な任務に適用できるため、今後のUCAV市場にはさらなる発展が期待されます。

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