自民参院議員会長に関口昌一氏で最終調整


自民党の関口昌一国対委員長=6月22日、国会内(春名中撮影)

 自民党は23日、次期参院議員会長に関口昌一参院国対委員長(66)を立てる方向で最終調整に入った。細田派(清和政策研究会)、竹下派(平成研究会)、岸田派(宏池会)の党内主要3派の幹部が同日協議し、合意した。29日の会長選で正式に選出される見通しだ。

 関口氏は埼玉選挙区選出。平成15年の補欠選挙で初当選し、現在4期目。外務政務官、総務副大臣などを歴任し、29年から国対委員長を務めている。党内では岸田派の金子原二郎参院予算委員長の擁立を模索する動きもあったが、勢力が大きい竹下派の関口氏に落ち着いた。

 参院議員会長は参院自民党執行部のトップの役職。28年に就任した橋本聖子氏(細田派)が28日に任期満了を迎える。

 同党は23日、会長選を25日に告示し、29日に投開票する日程を決定した。議員会長選は無投票で決まることが多く、今回も関口氏の無投票当選となる公算が大きい。



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